マンCやリヴァプールの有望株!? 今、北アイルランドの若手が熱いらしい
2021年11月17日(水)14時24分 サッカーキング
ワールドカップ予選も佳境を迎え、ヨーロッパでは予選リーグの全日程が終了し、あとはプレーオフ(2次予選)を残すのみ。多くの強豪国が順当に本選進出、もしくはプレーオフ進出を決めている。英国勢では、イングランドが無敗で本選進出を決め、スコットランドとウェールズはプレーオフに進出。一方で、アイルランドと北アイルランドは予選グループ3位で敗退となった。
北アイルランドは、予選最終節で欧州王者イタリアとゴールレスドローを演じるも、1986年大会以来のワールドカップ出場の夢には届かなかった。それでも今後が楽しみなチームである。北アイルランドでは、若い力が確実に育ってきているというのだ。今月12日のリトアニア戦では、イングランド2部のノッティンガム・フォレストに所属するFWデール・テイラーが途中出場でA代表デビューを果たした。17歳335日でのデビューは、北アイルランドにとって歴代12位の若さで、過去10年間で見ると最年少だという。
北アイルランドを率いるイアン・バラクラフ監督は「投入しようか考えたとき『しない理由がない』と思ったのさ。ここ3、4日の練習を見ていると彼なら通用すると感じた。使わなければ、それを確かめることができないしね」と『BBC』に語った。
驚くべきは、彼がまだクラブチームでデビューを果たしていないことだ。テイラーは母国のクラブの下部組織で育ち、昨年イングランドのノッティンガム・フォレストに加入してからは、同クラブのU−18やU−23チームでしかプレーしていないのだ。だが、年代別代表での活躍が評価され、晴れてA代表でもチャンスを貰えたのだ。実は、北アイルランドには彼のような逸材が他にもいるという。
北アイルランドU−19代表を率いるジェラード・リトル監督が、『BBC』にて有望株5名を厳選しているので紹介しよう。
[写真]=Getty Images
DFシェイ・チャールズ(18歳)
マンチェスター・C所属
今月18歳になったばかりのチャールズは、U−9世代からシティの下部組織に所属しており、今年7月にプロ契約を結んだ。本職はセンターバックだが、右SBや中盤もこなせる万能型。シティのU−23チームでは中盤の底でプレーしている。CBで起用しているリトル監督も「こんなに足元が上手い選手を見たことがない」と大絶賛する。
FWデール・テイラー(17歳)
ノッティンガム・フォレスト所属
冒頭で説明したテイラーについて、リトル監督はこう語る。「テクニックに優れ、タフで成熟しており、リーダーシップもある。私はU−19チームで彼にキャプテンを任せた。決定力もあるが、チームのために献身的に働く選手だ。ノッティンガム・フォレストでのデビューが遅れているのは、夏に怪我があったからだ。」
MFイーサン・ガルブレイス(20歳)
ドンカスター・ローヴァーズ所属
既に北アイルランド代表デビューを果たしているセントラルMFは、2017年にマンチェスター・Uの下部組織に加わり、2年後にはヨーロッパリーグの試合でトップチームデビューを果たした。今シーズンはイングランド3部のドンカスターへ武者修行に出ている。「技術は申し分ない。ボールを貰う積極性もあり、視野も広く、誰よりも素早く状況が読める」とリトル監督も認めている。
DFコナー・ブラッドリー(18歳)
リヴァプール所属
2019年に母国を離れてリヴァプールの下部組織に加わった右SBは、今年7月に同クラブと長期契約を結び、9月のリーグカップでトップチームデビューも果たした。北アイルランド代表としては、今年5月にデビューして以降、既に5キャップを有する。
リトル監督も「全てを兼ね備えている」と絶賛。「何より素晴らしいのは精神面だ。プロ選手を目指し、常に自分に高い要求をしてきた。そして揺るがない強い意志を持つ。彼は周りの若手にとって模範となる選手だ。」
MFアルフィー・マッカルモント(21歳)
モアカム所属
リーズの下部組織で育ったマッカルモントは、現在ローン移籍に出て経験を積んでいるところだ。昨季はイングランド4部のオールダムでリーグ戦35試合に出場し、今季は3部のモアカムでレギュラーに定着している。北アイルランド代表では、2年前にA代表デビューを果たし、これまで代表戦4試合に出場している。今月はU−21代表チームでプレーして、12日の試合で2得点した。
同選手についてリトル監督はこう説明する。「小さいスペースを見つけられる賢い選手だ。彼が敵のゴール前でボールを持ったら、何かを生み出せる。チャンスになると焦る選手が多いが、彼は自然と落ち着いており、闇雲にシュートを打つのではなくコースを狙う。判断力に優れた選手だ。」
(記事/Footmedia)
北アイルランドは、予選最終節で欧州王者イタリアとゴールレスドローを演じるも、1986年大会以来のワールドカップ出場の夢には届かなかった。それでも今後が楽しみなチームである。北アイルランドでは、若い力が確実に育ってきているというのだ。今月12日のリトアニア戦では、イングランド2部のノッティンガム・フォレストに所属するFWデール・テイラーが途中出場でA代表デビューを果たした。17歳335日でのデビューは、北アイルランドにとって歴代12位の若さで、過去10年間で見ると最年少だという。
北アイルランドを率いるイアン・バラクラフ監督は「投入しようか考えたとき『しない理由がない』と思ったのさ。ここ3、4日の練習を見ていると彼なら通用すると感じた。使わなければ、それを確かめることができないしね」と『BBC』に語った。
驚くべきは、彼がまだクラブチームでデビューを果たしていないことだ。テイラーは母国のクラブの下部組織で育ち、昨年イングランドのノッティンガム・フォレストに加入してからは、同クラブのU−18やU−23チームでしかプレーしていないのだ。だが、年代別代表での活躍が評価され、晴れてA代表でもチャンスを貰えたのだ。実は、北アイルランドには彼のような逸材が他にもいるという。
北アイルランドU−19代表を率いるジェラード・リトル監督が、『BBC』にて有望株5名を厳選しているので紹介しよう。
[写真]=Getty Images
DFシェイ・チャールズ(18歳)
マンチェスター・C所属
今月18歳になったばかりのチャールズは、U−9世代からシティの下部組織に所属しており、今年7月にプロ契約を結んだ。本職はセンターバックだが、右SBや中盤もこなせる万能型。シティのU−23チームでは中盤の底でプレーしている。CBで起用しているリトル監督も「こんなに足元が上手い選手を見たことがない」と大絶賛する。
FWデール・テイラー(17歳)
ノッティンガム・フォレスト所属
冒頭で説明したテイラーについて、リトル監督はこう語る。「テクニックに優れ、タフで成熟しており、リーダーシップもある。私はU−19チームで彼にキャプテンを任せた。決定力もあるが、チームのために献身的に働く選手だ。ノッティンガム・フォレストでのデビューが遅れているのは、夏に怪我があったからだ。」
MFイーサン・ガルブレイス(20歳)
ドンカスター・ローヴァーズ所属
既に北アイルランド代表デビューを果たしているセントラルMFは、2017年にマンチェスター・Uの下部組織に加わり、2年後にはヨーロッパリーグの試合でトップチームデビューを果たした。今シーズンはイングランド3部のドンカスターへ武者修行に出ている。「技術は申し分ない。ボールを貰う積極性もあり、視野も広く、誰よりも素早く状況が読める」とリトル監督も認めている。
DFコナー・ブラッドリー(18歳)
リヴァプール所属
2019年に母国を離れてリヴァプールの下部組織に加わった右SBは、今年7月に同クラブと長期契約を結び、9月のリーグカップでトップチームデビューも果たした。北アイルランド代表としては、今年5月にデビューして以降、既に5キャップを有する。
リトル監督も「全てを兼ね備えている」と絶賛。「何より素晴らしいのは精神面だ。プロ選手を目指し、常に自分に高い要求をしてきた。そして揺るがない強い意志を持つ。彼は周りの若手にとって模範となる選手だ。」
MFアルフィー・マッカルモント(21歳)
モアカム所属
リーズの下部組織で育ったマッカルモントは、現在ローン移籍に出て経験を積んでいるところだ。昨季はイングランド4部のオールダムでリーグ戦35試合に出場し、今季は3部のモアカムでレギュラーに定着している。北アイルランド代表では、2年前にA代表デビューを果たし、これまで代表戦4試合に出場している。今月はU−21代表チームでプレーして、12日の試合で2得点した。
同選手についてリトル監督はこう説明する。「小さいスペースを見つけられる賢い選手だ。彼が敵のゴール前でボールを持ったら、何かを生み出せる。チャンスになると焦る選手が多いが、彼は自然と落ち着いており、闇雲にシュートを打つのではなくコースを狙う。判断力に優れた選手だ。」
(記事/Footmedia)