角田裕毅、痛恨のスピンで無念の予選最下位【順位結果】FIA-F2第11戦バーレーン予選

2020年11月27日(金)22時59分 AUTOSPORT web

 11月27日(金)、2020年FIA-F2第11戦バーレーン予選がバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催。カラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)がポールポジションを獲得。佐藤万璃音(トライデント)は17番手、現在選手権3位につけている角田裕毅(カーリン)はスピンを喫しマシンを止めアタックできず22番手だった。


 予選前の選手権上位6名は首位ミック・シューマッハー(プレマ・レーシング/191ポイント)、同2位カラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ/169ポイント)、同3位角田裕毅(カーリン/147ポイント)、同4位クリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ/145ポイント)、同5位ロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング/140ポイント)、同6位ニキータ・マゼピン(ハイテックGP/140ポイント)だ。


 前戦は9月27日に行われた第10戦ロシア スプリントレース(決勝レース2)で、今回は実に2ヶ月ぶりのレース。上記の6名はこの間、2018年型F1マシンのドライブやシミュレーター、肉体強化に励むさなか「レースが待ち遠しい」という旨のSNS投稿が見られてきた。


 サクヒールの気温と路面温度はともに26度。どんよりとした空に覆われ、コース脇のライトが目立つほどだ。


 現地時間16時15分、日本時間の22時15分に予選はスタート。各車1度目のアタックに向かうべくピットロードへなだれ込む。


 1周のウォームアップを終えて残り26分を切ったあたりから、フェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)を先頭にアタックがスタートした。


 ドルゴヴィッチがターゲットタイムをマークするもすぐにマーカス・アームストロング(ARTグランプリ)が1分42秒052でトップを奪取。ランキング上位勢ではルンガーが6番手タイムを記録する。


 そしてカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)がトップタイムを記録した直後、セクター3のコーナーで角田が縁石にマシンを乗せてしまう。スキッドプレートでゼブラを叩くようにしながら高速でマシンを振動させそのままコースオフしスピン。


 一旦マシンを止めた角田はタイミングを見計らいコースに復帰するも、トラブルを抱えてしまい直後にマシンを停止。


 角田のマシンを回収するために21分を残して赤旗中断となり、角田はタイムを記録できずに予選を終えることになってしまった。




 セッション再開後も各マシンは積極的にアタックをこなし、残り15分の時点でトップは1分41秒479のアイロット、2番手に0.391秒差でドルゴヴィッチ、さらにダニエル・ティクトゥム(ダムス)が続く。


 各車ピットに戻り一旦静まり返ったサーキットだったが、残り12分を切ったあたりから2度目のアタックに向かうマシンが一斉に繰り出す。


 選手権上位勢もタイムアップを果たしマゼピンが7番手タイムをマークするが上位3台の牙城は崩せず。各車1周のクールダウンを挟み、ラストアタックに向かうなかジュリアーノ・アレジ(MPモータースポーツ)がトラブルでマシンを止め、コックピットを降りる。


 残り1分というところで2度目の赤旗が振られ、このまま予選は終了。アイロットが今シーズン5度目のポールポジションを獲得し、選手権ポイント4点を追加した。


 佐藤は17番手で予選を終えている。


 痛恨の22番手となった角田と、ポイントランキングで僅差のライバルは、マゼピンが7番手、ルンガーが9番手、シュワルツマンが14番手からスタートに。


 なお角田の選手権順位は変わらず3位となっている。


 フィーチャーレース(決勝レース1)は日本時間11月28日(土)の18時10分からスタートする。

編集部計:2020年FIA-F2ポイントランキング獲得ポイント推移


■FIA-F2第11戦バーレーン予選 予選 暫定リザルト





































































































































































Pos.No.DriverTeamTime
14C.アイロットユニ・ヴィルトゥオーシ1’41.479
215F.ドルゴヴィッチMPモータースポーツ1’41.870
32D.ティクトゥムダムス1’42.047
45M.アームストロングARTグランプリ1’42.052
53周冠宇ユニ・ヴィルトゥオーシ1’42.065
614G.アレジMPモータースポーツ1’42.074
724N.マゼピンハイテックGP1’42.139
88J.ダルバラカーリン1’42.191
96C.ルンガーARTグランプリ1’42.259
1020M.シューマッハープレマ・レーシング1’42.283
1111L.デレトラズチャロウズ・レーシング・システム1’42.316
1222R.ニッサニートライデント1’42.338
1312P.ピケチャロウズ・レーシング・システム1’42.481
1421R.シュワルツマンプレマ・レーシング1’42.654
159J.エイトケンカンポス・レーシング1’42.848
1617T.プルシェーBWT HWAレースラボ1’42.967
1723佐藤万璃音トライデント1’43.170
181S.ゲラエルダムス1’43.191
1910G.サマイアカンポス・レーシング1’43.286
2025L.ギオットハイテックGP1’43.366
2116A.マルケロフBWT HWAレースラボ1’44.019
227角田裕毅カーリン1’57.048

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