【楽天】安楽パワハラ騒動余波で球団納会中止の「深刻度」 自由契約は不可避か

2023年11月28日(火)11時54分 ココカラネクスト

安楽のパワハラ騒動が拡がりを見せている(C)CoCoKARAnext

 楽天・安楽智大投手による若手選手へのパワーハラスメント騒動余波が多方面に及んでいる。

 11月28日付の「スポーツニッポン」では27日に宮城県内で予定されていた選手会納会が中止になったことが報じられている。シーズンをねぎらう意味で球団納会は大きな位置づけとなっており、1選手の不祥事が球団行事を中止させるという異例の事態を招いている。

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 同報道によると27日の納会、29日の投手会と捕手会、30日の野手会も相次いで取りやめになったという。安楽をめぐっては25日に若手選手へのパワーハラスメント騒動が表面化。球団はその後、監督・コーチ、選手、スタッフら約100人を対象にパワハラの有無を問うアンケート調査を実施するなど、対応に追われている。

 すでに安楽には聞き取り調査を終え自宅待機を命じ、今後アンケート調査の結果を受け、再度聞き取りを行う予定とも伝えられている。

 また球団納会といえば、コロナ禍において中止している球団がほとんどで、アフターコロナ元年となった今年、久々に従来の形で集えるようになった球団が多い。

 チームにとっては監督始めコーチ陣、選手、スタッフを含め1年のシーズンの振り返りとともに、来季に向けて誓いを新たにする区切りの行事とあって、1選手の不祥事で中止にまで及んだことで深刻さをうかがわせる。

 今後は球団の安楽への処分が焦点となるが、30日に提出期限を迎える来季の保留者名簿をめぐっては、ここまで騒動が広がったこと、社会的影響も含めて自由契約となる可能性が高まっている。

 済美高校時代には甲子園で準優勝も果たし、鳴り物入りでドラフト1位入団。近年は3年連続50試合以上登板など中継ぎエースとして存在感も示していたが、し烈な後輩選手へのハラスメントが事実とすれば、コンプライアンス重視の昨今においては退団も不可避となりそうだ。

 どこかで反省して引き返すことはできなかったのか。安楽にとってはまさにプロ野球人生の岐路となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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