いよいよ交渉解禁 巨人を自由契約となった中田翔をめぐる「注目球団」「ネックとされるポイント」とは

2023年12月1日(金)13時58分 ココカラネクスト

中田争奪戦となるか、注目を集める(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今オフの注目人物の一人、巨人の中田翔内野手が保留選手名簿から外れ、12月1日に自由契約選手として公示される。

 他球団との交渉が一斉に解禁となり、すでに立浪和義監督がラブコールを送っていた中日は即アタックする姿勢を示しているという。

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 1日付の「中日スポーツ」によれば、中田に対しては「2年6億円」の大型契約を予定、これは残留していたならば巨人で受け取れていたはずの年俸とほぼ同額とされる。

 2013年のWBCでは首脳陣と選手として接するなど立浪監督と中田とは縁もあり、打撃低迷の切り札として獲得に乗り出す構えだ。

 一方で他球団の動きも気になるところ。強打の一塁手をめぐっては、補強ポイントにあがる球団もあり、対応が注目される。

 今季リーグ2位と躍進、「ミラクルロッテ」が話題となったロッテでは打撃力の底上げが課題となっている。右の大砲候補としては山口航輝の本格覚醒が期待されているが、安定した力を発揮できる右の強打者獲得はチームの補強ポイントと合致しそうだ。

 ほかにもリーグ3連覇を果たしたオリックスでも終盤、主力野手陣に故障者が相次いだこともあり、野手の布陣を手厚くすることもリーグ4連覇のためには大事な材料となりそうだ。

 過去3度の打点王に輝き、日本ハムから巨人に移籍後はファーム改造にも取り組み、よりコンパクトなスイングでシュアな打撃に変化、長打力のみならず勝負強さにも磨きをかけたことも評価された。9月に入ってからも広いバンテリンドームで2打席連続弾を放つなど、パワーも健在とあって、本来ならば複数球団が獲得に動いても不思議ではない。

 ただネックとなる面も浮上している。一つは年俸面にもある。中田は今回、自身の判断で球団からの複数年契約を破棄、本来ならば今年から「3年総額9億円」(年俸は推定)の大型契約を結んでいた。中田本人は出場機会を求め、契約破棄を選択。減俸提示も受け入れる構えだが、だからといって、いきなり大幅ダウンを提示するのは難しく、前球団と同等程度の年俸補償が球界のエチケットとされる。

 一方、単年で3億円程度といえば、どの球団でも野手でトップクラスに入るレベルでもあり、チームバランスを崩すことにつながりかねないとあって、二の足を踏む球団もありそうだ。

 果たして来季、中田がどの球団のユニホームを着ているのか。引き続き、注目の存在となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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