山本由伸の穴埋めは韓国20勝&リーグMVPの助っ人!? オリックスの交渉を韓国メディアも報道「日本との争奪戦は苦しい」

2023年11月28日(火)15時0分 ココカラネクスト

韓国で20勝&200奪三振をやってのけたフェッディ。その動向が大きな注目を集めている。(C)Getty Images

 実力派投手陣の穴埋めなるか。オリックスの新助っ人補強が注目を集めている。現地11月27日、韓国のニュースメディア『News1』は、同球団が韓国のNCダイノスに所属するエリック・フェッディの獲得調査に動いていると報じた。

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 球団史上初のリーグ4連覇と日本一奪還に向け、積極補強に動く構えだ。今オフにオリックスは、16勝を挙げた山本由伸のポスティングによるメジャー移籍を承認。さらに山崎福也も国内FA権を行使して日本ハムに移籍する。チームにとっては先発ローテーションを守った投手がチームを去り、テコ入れは急務となっていた。

 そうした状況下で獲得に本腰を入れているのがフェッディだ。

 現在30歳の右腕は、元メジャードラフト1位のポテンシャルを持つ実力派だ。メジャーでこそ通算21勝(33杯)と鳴かず飛ばずだったが、23年シーズンに鳴り物入りで飛び込んだKBO(韓国プロ野球)リーグで覚醒。29先発で20勝6敗、防御率2.06、204奪三振を記録して「投手3冠」を達成したほか、WHIP(1イニング当たりに許した走者数)0.95、被打率.207と、図抜けた数字をマーク。11月27日には、リーグMVPにも選出された。

 韓国球界では言わずと知れた「最強助っ人」には、かねてから日本の複数チームがラブコールを送っていたとされている。『News1』によれば、ソフトバンク、巨人、そしてオリックスが8月の段階で韓国まで赴いてスカウティングを実施。水面下で獲得準備を進めていた。

 無論、NCダイノスはイ・ソンナムGMが「間違いなく(残留の)交渉はする」と言うように流出阻止に全力を傾ける意向だが、国内では「もはやオファーの高騰は避けられない」(韓国メディア『My Daily』)という見方は強い。もはや白旗を挙げている状態だ。

 27日のMVP表彰の際に「再契約の交渉も考慮している」としながらも、「どのチームで何が起きるかは家族と話し合って決める」と語ったフェッディ。この発言を受けて『News1』も「日本の球団との争奪戦となれば、韓国は苦しい」と見通している。

 3年連続で「投手4冠」をやってのけた山本の抜けた穴はあまりに大きい。それでもアジアで確かな実績を残した助っ人を獲得できれば、オリックスにとってこれ以上にない解決策となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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