巨人低迷の原因は?元木大介コーチが坂本勇人の離脱で感じたこと「レギュラーと控えの選手の差が激しい」

2022年12月13日(火)16時55分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人は今シーズン、2017年以来5年ぶりのBクラスとなる4位となり、クライマックスシリーズ進出を逃すなど低迷した。シーズン中には、チームの大黒柱、坂本勇人内野手が長期離脱するなど、苦しい戦いが続いた。

 今季までヘッド兼オフェンスコーチを務め、来季から作戦兼内野守備走塁コーチに就任する元木大介氏が、YouTubeチャンネル「野球いっかん!」に出演。今シーズンの巨人を現場の目線で振り返った。

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 元木コーチは動画の冒頭で「非常に悔しいシーズンでした」と話し、Bクラスに終わった今季を振り返った。

 今季の巨人は、2年ぶりにヤクルト戦で勝ち越したが、それでも4位という結果に終わってしまった。その理由としては、「単純に言えば、交流戦です。交流戦でヤクルトと阪神がいい戦いをしたので、こういう結果になってしまった」と、交流戦で8勝10敗(全体で10位)と、苦戦を強いられたことを原因の一つとして挙げた。元木コーチは、「交流戦は1番大事ですよね。オリックスも最初は5位、6位くらいでしたけど、交流戦でいい戦いをして、そこから勢いをつけて、最終的には日本一ですから」と、日本一に輝いたオリックスを例に挙げ、交流戦の重要性を述べた。

 今季の巨人は、坂本が離脱をしたためショートに中山礼都など、若手を積極的に起用したが、「中堅どころが伸び悩んでいるので、若い選手を試してみようというので、中山も守りましたし、そこそこやった感じはあるんですけど、まだ物足りない」と語った。「勇人が怪我をして離脱した時に、代わりの選手が(坂本に)より近い成績を出していれば、来年もチャンスはあったと思う。結局、中山あたりがまだまだ物足りないというので、やっぱりまだ勇人がショートを守るという感じになってしまう。今はレギュラーと控えの選手の差が激しい」と、坂本の後継者は、まだ現れていないと元木コーチは話した。

 また、主砲の岡本和真については、「数字だけ見れば30本打って、100近くの打点を上げているのは良かった。ただ、やっぱり波が大きかったかなと。それで本人も初めて苦しんでいるなっていうのもあった」と、シーズン中の本人の様子を明かした。ただ、「二冠を2年連続で獲っているのですごい選手なんです。ただ、村上選手が異常に打ちすぎたので、それと対比されて評価されたのが、少しかわいそうだなと思いますね」と話した。来季も主砲への信頼は変わらないようだ。

 来季の巨人は若手野手が台頭し、日本一を奪還することができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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