B1リーグ・シーホース三河、ホームで富山に勝利し5連勝を飾る!

2023年12月18日(月)15時16分 ココカラネクスト

 シーホース三河は12月16日(土)、17日(日)、ホームのウィングアリーナ刈谷で富山グラウジーズと2連戦を行った。

迎えたGAME1。ここまでリーグ2位の3Pシュート成功率を誇る三河は、前半だけで3Pシュートを10本決めて、終始リードした展開に持ち込む。後半、苦しい時間帯もあったが、出場選手全員が得点を記録するなどチーム力を発揮し、90-77で勝利。連勝を4に伸ばした。

5連勝を目指して臨んだ富山グラウジーズ戦のGAME2。昨日とは打って変わって3Pシュートが決まらず苦しい立ち上がりとなるが、後半はチームのハードなディフェンスから流れを取り戻すことに成功した。4Qでは20-8と大きく突き放し、72-53で勝利。連勝を5に伸ばした。

【関連記事】【Bリーグ】シーホース三河を「変革する」リッチマン新HCとは何者か NBA経験を持つ「34歳」が日本にもたらすものとは

—試合結果—
2023年12月16日(土)
三河 〇 90 – 77 ● 富山
(三河通算成績 12勝8敗)

1Q 三河 26–21 富山

西田が13得点、レイマンが8得点と躍動する

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。

序盤から守備の強度が高く、富山のターンオーバーを誘発。#11久保田のレイアップシュート、#19西田の3Pシュートなどで6-0のランに成功。ここで富山がたまらずタイムアウト。タイムアウト後は、外国籍選手を軸にした富山の攻撃に苦しめられる。昨シーズンまで三河で活躍し、今節から新加入した富山#30ミラーの連続得点でリードを失い、クロスゲームとなる。

残り3分、代わって入った#10レイマンが3Pシュートを決める。さらに再び#10レイマン、そして#19西田と、3連続で3Pシュートを成功させてリードを奪い返し、26–21で1Qを終えた。

2Q 三河 50–39 富山(三河 24–18 富山)

ボールムーブからズレを作り、前半だけで10本の3Pシュートを成功

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。

開始から#27石井、#18角野と連続で3Pシュートを決めて32-21と富山を突き放す。富山はここで早くも前半2つ目のタイムアウト。

開始2分半、#18角野が2本目の3Pシュートを決める。チーム全体でフリーを作る動きができて、高確率でシュートが決まっていく。このまま突き放したいところだが、富山#25ブバと富山#30ミラーのオフェンスを止められない。44-30と14得点のリードでオフィシャルタイムアウトに入った。

その後はスコアリングに苦しむ時間もあったが、#11久保田と#43イも3Pシュートを決めて、前半だけで10本の3Pシュートを成功。また、ターンオーバーも2つに抑えるなど堅実なゲーム運びを見せ、50-39と二桁リードを維持して後半へ。

3Q 三河 72–57 富山(三河 22–18 富山)

シュートタッチに苦労しつつも、粘り強いプレーで流れを渡さない

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。

後半になっても富山#30ミラーの得点を止めることができず、リードを一桁に戻される。しかし、#43イのアタック、#54ガードナーのバックダウンからファウルを誘発するなど、簡単に流れを渡さない。残り4分、#10レイマンが個人技から10得点目を決めて62-50に。ここで富山がタイムアウト。

残り3分半、#54ガードナーがノールックのビハインドパスで#19西田の得点をアシスト。残り2分半には、フロントコートからプレッシャーをかけ、#10レイマンがスティールから豪快なダンクを決める。終了間際には#0オーガストがオフェンスリバウンドから得点し、72-57とリードを広げて3Qを終えた。

4Q 三河 90–77 富山(三河 18–20 富山)

チームディフェンスが機能し、最後までリードを守り切る

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井。

4Qに入っても前から積極的にプレッシャーをかけていく。アーリーオフェンスから#7長野が3Pシュートを決め、さらに開始1分半にも2本目の3Pシュートを成功。コートに立つ全員がシュートを狙うことで、富山に的を絞らせない。

しかし、富山#23ガトソン、富山#30ミラーの連続3Pシュート、さらに富山#11宇都のドライブで、富山に8-0のランを許してしまい、点差は一桁に。チームファウルも溜まってしまい、一気に富山が勢いづく。

ここで流れを引き戻したのが、この日B1通算400試合出場となった#54ガードナー。ペイントエリアへ鋭いパスを出して#43イの得点を演出。80-69でオフィシャルタイムアウトに入った。

オフィシャルタイム後、再びリードを一桁に戻されてしまうが、#10レイマンがこの日3本目となる値千金の3Pシュートを決める。終盤には、富山#30ミラーに対して#43イがフェイスガードでマークするボックスワンで守り、富山の得点を止めることに成功する。

徐々にテンポを落とし、時間を使いながらオフェンスを組み立ててリードをキープ。重苦しい時間帯もあったが、出場選手全員が得点を記録するなどチーム力を発揮し、90-77で勝利。連勝を4に伸ばした。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

本当にチームとして素晴らしい勝利だと思います。富山さんもミラー選手が加わったことで、前回対戦にも増して良いチームになっていたので、映像を観て分析して、明日に向けて対策しなければならないと感じています。富山さんも調整してくるので、明日の準備をしたいと思います。

また何よりも、追い上げられて厳しい中、勝ち切ってくれた選手たちのことを誇りに思います。改めて、このリーグはどこのチームであっても、勝つことが難しいということを実感しています。富山さんは勝ち数としては苦しんではいますが、良い選手・コーチ陣のいるチームで、勝つことは簡単ではありませんでしたし、明日も良い試合になると思いますので、しっかり準備したいです。

-#10レイマン選手がホームで初めてのヒーローでしたが、今日の活躍についてはいかがでしょうか?
非常にアグレッシブにプレーしてくれたと思います。シュートだけでなく、ディフェンス・リバウンドでも活躍してくれましたし、ターンオーバーも0という数字でした。ハンドラーとしてボールを触る機会の多いポジションで、ターンオーバーをしないということは、良い判断ができているという証だと思います。

何より、家族が来場している試合で良いプレーができたことは良かったと思いますし、夏に新しい子どもが生まれ、家族を母国においてプレーすることは簡単なことではなかったと思いますが、そういった事も含めて、改めて彼のことを誇りに思います。

—試合結果—
2023年12月17日(日)
三河 〇 72 – 53 ● 富山
(三河通算成績 13勝8敗)

1Q 三河 19–15 富山

シュート精度に苦しむも、4点リードしてスタート

スターティング5は、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ。

#10レイマンの3Pシュートで幸先よく先制に成功すると、ターンオーバーからのファストブレイクで#0オーガストが得点を挙げて加点する。開始6分までは富山も追いすがり、きっ抗した展開となるが、#19西田と#10レイマンの得点で16-9と突き放し、富山に最初のタイムアウトを取らせた。

その後は#18角野の3Pシュートの得点のみにとどまり、富山の#23ガドソンを中心とした攻撃に遭う。シュート精度に課題を残す中、19-15とリードして1Qを終えた。

2Q 三河 32–33 富山 (三河 13–18 富山)

1Qに続いてシュート成功率低く、流れを掴めない一進一退の攻防が続く

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#18角野、#27石井、#54ガードナー。

開始直後に富山#0小野に3Pシュートを決められ1点差とされるも、#27石井の3Pシュートでお返し。ディフェンスリバウンドを取った#18角野がそのままペイントまで持ち込み、レイアップを決めてリードを広げる。24-20となったあとはお互いに得点が生まれない時間が続いた。

オフィシャルタイムアウト後、#11久保田のスティールから#43イのレイアップで26-22とするが、富山#30ミラーのジャンプシュート、富山#3野崎にフリースローを2本決められ、同点とされる。#10レイマンのレイアップで再びリードを奪うが、富山#23ガドソンに3Pシュートを沈められて逆転されるなど、クロスゲームとなる。

残り13秒で#0オーガストのダンクで32-30とするが、相手のラストポゼッションに富山#25ブバの3Pシュートが決まり、32-33で前半終了となった。

3Q 三河 52–45 富山 (三河 20–12 富山)

ハードなディフェンスから流れを引き戻し、逆転に成功

スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ。

#10レイマンのフリースローは2本とも失敗となるが、その後のシュートブロックで帳消しに。さらに#10レイマンの3Pシュートが決まり逆転に成功する。その直後にも、プレー再開のわずかなスキを見逃さなかった#43イがスティールし、そのまま得点。直後に富山はタイムアウトを取った。

タイムアウト後は#0オーガストのアシストから#19西田のレイアップ、ファストブレイクから#43イ、#11久保田の振り向きざまのジャンプシュートでリードを広げる。さらに残り3分半の時点で富山のチームファウルが5つ目に到達し、ボーナススローが与えられ、#19西田が1本を冷静に沈めた。

その後も#27石井の3Pシュートや、#7長野が相手のオフェンスファウルを誘うなど、前半につかめなかった流れを引き戻すことに成功。最後は#54ガードナーがリバウンドを押し込み、52-45と7点リードで3Qを終えた。

4Q 三河 72–53 富山 (三河 20–8 富山)

ディフェンス面で真価を見せ、富山の反撃を8点に抑えて逃げ切る

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。

開始15秒、#10レイマンのスティールから豪快なダンクが決まり先制。その後、インサイドとアウトサイドを巧みに使うパスワークから、#27石井の3Pシュートが決まりリードを12点に広げる。

ハードなディフェンスを徹底しリバウンドを落ち着いて取ると、ファストブレイクから再び#10レイマンのダンクで相手を寄せ付けない。

残り5分、#18角野のレイアップで差を16点としてオフィシャルタイムアウトを迎える。以降も#54ガードナーのバスケットカウントなどで差を広げ続け、さらに極めつきは#10レイマンの4Qで3回目のダンクで72-50とすると、勝利を決定づけた。

4Qでは最後の3Pシュート以外でフィールドゴールを許さず。ロースコアの展開となったが、ディフェンスの強度を発揮し72-53で勝利。連勝を5に伸ばした。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

昨日とは打って変わって、なかなかシュートが入らなくて自分たちの流れを掴むことができない苦しい試合でした。その中で相手を止めて、そこから走ってスコアして勝つという術を見つけられた、価値のあった試合だと思います。

-競った試合の中、第4Qの始まりでいいディフェンスで2本、相手を抑えられたことがプラスに働いたのでしょうか?
コートに立っている選手5人全員が、連動性をもって三河のアイデンティティを体現してくれたと思います。ペイントを守るということや、シューターに簡単にシュートを打たせないといったことです。それは4Qの始まりだけではなく、ハーフタイムに少し調整を指示しましたが、後半にでてくれた選手たちが自分たちのトーンをセットしてくれた結果だと思います。

ココカラネクスト

「ホーム」をもっと詳しく

「ホーム」のニュース

「ホーム」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ