浦和は3失点完敗…スコルジャ監督「あらゆる面でマンCが優れていた」、関根貴大「差を感じた」

2023年12月20日(水)5時52分 サッカーキング

マチェイ・スコルジャ監督(左)、関根貴大(右) [写真]=FIFA via Getty Images

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 2023 FIFAクラブワールドカップ サウジアラビアの準決勝が19日に行われ、浦和レッズ(日本)はマンチェスター・シティ(イングランド)に0−3で敗れた。試合後、浦和を率いるマチェイ・スコルジャ監督、およびMF関根貴大がFIFA公式のフラッシュインタビューに登場した。

 試合は立ち上がりからマンチェスター・シティがボールを握って攻撃に出る時間が続き、浦和としては耐え続ける展開を強いられる。猛攻を受けながらも、GK西川周作、そしてDFアレクサンダー・ショルツとDFマリウス・ホイブラーテンを中心にスコアレスで凌ぎ切っていたが、前半アディショナルタイムにMFマテウス・ヌネスにペナルティエリアへの侵入を許すと、折り返しがオウンゴールに繋がり、1点ビハインドでハーフタイムに突入した。

 後半に入ると、キックオフ直後から浦和は全体のラインを高めに設定し、1点を返しにいく姿勢を見せたが、結果としてマンチェスター・シティに追加点のチャンスを与えることとなる。52分にDFカイル・ウォーカーのパスに抜け出したMFマテオ・コヴァチッチに追加点を決められると、59分にはMFベルナルド・シルヴァの放ったシュートがディフレクションしてゴールに吸い込まれ、スコアは0−3に。浦和は途中出場のMF中島翔哉が最前線で輝きを放ったシーンもあったが、ゴールに結び付けることはできず、試合はこのままタイムアップを迎えた。

 試合後、スコルジャ監督は「マンチェスター・シティというチームがしっかりとボールを保持し、ポゼッション率で上回ってくることはわかっていたので、我々のベストを尽くすため、まずは組織化された守備を徹底することにフォーカスしていました」と狙いを明かした。45分間をスコアレスで乗り切った部分については「実際、チーム全体でまとまり、良いパフォーマンスが見せられていたと思います」と一定の手応えも示している。

 だが、前述の通り前半アディショナルタイムに失点を許し、ビハインドで前半を終えることに。「最後の最後、あと少しで前半を0−0で終えられそうだいうところで、残念ながら失点を喫してしまいました」と話したスコルジャ監督は、「後半は我々もラインをより高く設定し、攻撃的に出ていく姿勢を見せましたが、そこでマンチェスター・シティがチャンスをしっかりと決め切りました」と試合を振り返り、「我々はベストを尽くしたと思いますが、間違いなく、あらゆる面でマンチェスター・シティの方が我々を上回った試合だったと思います」と“ヨーロッパ王者”の実力を称えた。

 一方、関根は「チームとして我慢強く戦えた部分もありましたが、やはり世界との差を感じました」と試合を終えてみての率直な感想を口にした。

 敗れた浦和は3位決定戦に回ることとなり、現地時間22日に“アフリカ王者”のアル・アハリ・カイロ(エジプト)と対戦する。今季最後の公式戦に向けて、関根は「すぐに次の試合がやってくるので、そこへ向けて切り替えて、チーム一丸となってやっていきたいです」と意気込んだ。

サッカーキング

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