巨人移籍のオコエ瑠偉、新天地での「師弟関係」に球界ＯＢが言及「食らいついてでも付いて行った方が良い」

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　日本球界で初の試みとなった現役ドラフトでは、各球団それぞれが来季以降の戦力として見込まれる選手を獲得することとなった。その中でも、特に注目を集めたのが、楽天から巨人に移籍したオコエ瑠偉だ。ルーキー時より素行が問題視されるなどプロ選手としての姿勢が問われ続けたオコエをあえて巨人が獲得したとして、ファンや関係者からの関心が高まっている。

　球界内でも特に規律が求められる巨人の一員となることで野球人生がどう変わっていくのか、新天地に移った２５歳の動向にはさまざまな視線が送られている中、ある球界ＯＢは今回の移籍をポジティブに捉えているようだ。

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　現役時には大洋（現DeNA）で長く主力として活躍し、引退後にはコーチも務めた高木豊氏が『TAKAGI YUTAKA　BASEBALL CHANNEL』の中で、オコエの巨人入りに前向きなコメントを並べている。

　１２月２０日に配信された「【巨人入団】楽天から移籍したオコエ 瑠偉が持つ可能性！デーブ大久保の指導で大開花するのか？」で高木氏は、オコエについて「自分が悪いんだろうけど、パっとした成績は残していない」と印象を述べており、その上で「（巨人に入って）良かったなと、思うことがあるんだよ」と続けた。

　高木氏は、巨人の一軍打撃チーフコーチに就任した大久保コーチとの関係を取り上げ、「デーブも学生時代はやんちゃだった」として「オコエの気持ちとか、デーブはものすごい理解すると思うよ。やんちゃで気持ちが前に出るタイプというのは、デーブも大好きだと思う」と笑顔をみせながら語っている。

　加えて「（指導面で）転がすことは上手いと思うよ。気持ちが解っているだけに」と予想しており「デーブに預けたら大丈夫」と太鼓判を押した。

　また高木氏は、選手として成長する上では素直さが重要だと主張した上でオコエの人間性にも触れており「素直な人は吸収力がある。オコエの今までをみていると素直さはないよね」と指摘しながら「まずはデーブに対して素直になっていかないと開花しないよ」と今後のオコエの取り組み方に言及した。

　さらに高木氏は、以下の様に話しながらオコエへの期待を表している。

「野球選手として大成したいと思うんであれば食らいついてでも付いて行った方が良い。そうすれば絶対に開花する。それぐらいの素質があるから」

　ルーキー時よりそのポテンシャルを高く評価され続けてきたオコエ。巨人で新たな指導者との出会いをきっかけに、ここから這い上がってゆく姿を、多くのファンもイメージしている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]