マンU、新スタジアム建設の可能性が浮上か…株式譲渡の影響で本拠地に関する3つのプランを検討?

2023年12月26日(火)19時58分 サッカーキング

マンチェスター・ユナイテッドの本拠地である『オールド・トラフォード』[写真]=Getty Images

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 マンチェスター・ユナイテッドに、新スタジアム建設の可能性が浮上しているようだ。26日、イギリス紙『デイリー・メール』などが伝えている。

 マンチェスター・ユナイテッドは24日、イギリスの多国籍化学企業『INEOS(イネオス)』の会長を務めるサー・ジム・ラトクリフ氏が25パーセントを上限とする株式取得に合意したことを発表。報道によると、同氏はクラブの象徴である本拠地『オールド・トラフォード』を取り壊し、新しいスタジアムを建設することを推奨しているようだ。

 2019年にトッテナムの本拠地『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』を建設した建築設計事務所『ポピュラス』と、経営コンサルタント『レジェンド・インターナショナル』によると、現在3つの選択肢が考えられる模様。1つ目は「小規模な改修に徹するプラン」、2つ目は「南スタンドを隣接する鉄道の上に拡張する一方、グラウンドの残りの部分を再開発するプラン」、3つ目は「完全に新しいスタジアムを建設するプラン」だという。

 『ポピュラス』のクリス・リー最高経営責任者(CEO)は、イギリス紙『テレグラフ』の取材に対し、1910年以来マンチェスター・ユナイテッドの本拠地となっている現スタジアムが寿命を迎えているため、このままではライバルたちに後れを取るリスクがあると主張。「私が言うことではないが、新スタジアムの建設が最も費用対効果の高い解決策になると思う」と見解を述べている。

 また、「確かに初期費用は3つの可能性の中で最も高いが、開発可能な土地がたくさんある。彼らは建設工事期間中も既存のグラウンドを使い続けることができるため、試合の収益が減少することはない」と指摘。続けて、「建築的な視点で見ても、利用可能な土地があれば、空間による制約もなく革新的でエキサイティングなことができる」と新スタジアムの建設に太鼓判を押した。

 近年は雨漏りなど老朽化による問題が発生している『オールド・トラフォード』だが、新たなホームスタジアム建造には、推定20億ポンド(約3616億円)の費用がかかる様子。ラトクリフ氏らクラブ上層部は、どのような判断を下すのだろうか。

サッカーキング

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