ひとり鍋におすすめ「豚肉とトマトの重ね蒸し鍋」たれには意外な調味料を…

2025年1月15日(水)12時30分 婦人公論.jp


(撮影:高橋進/写真提供:ダイヤモンド社)

冬に食べたい定番料理といえば「鍋」。近年、コロナ禍やライフスタイルの変化によって「ひとり用の小鍋」がブームになっています。食事の時間がバラバラな家族、洗い物を減らしたい主婦・主夫など、小鍋生活へのニーズはさまざま。しかし、具材や味付けがワンパターンになりがち…と悩む方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、料理家・小田真規子先生の著書『まいにち小鍋 毎日おいしい10分レシピ』から、家にある調味料で手軽に作れる小鍋レシピと、小鍋生活のライフハックを一部ご紹介します。今回は「豚肉とトマトの重ね蒸し鍋」です。

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豚肉とトマトの重ね蒸し鍋


840kcal

意外なたれで「アッ」と驚く絶品洋風鍋

【具材】
豚バラ薄切り肉(7〜8cmに切る)…150g
たまねぎ(縦半分に切ってから5mm幅に切る)…小1個(150g)
トマト(ヘタを取り6〜8等分のくし切りにする)…2個(300g)

【スープ】
水…1/2カップ

【たれ】
粒マスタード…大さじ2
しょうゆ…大さじ2
オリーブ油…小さじ1
万能ねぎ(小口切り)…5本分(25g)

つくり方


(1)フライパンにたまねぎを平らに並べ、その上に豚肉をなるべく重ならないように並べ、トマトを乗せる。

(2)【スープ】を注ぎ、ふたをして中火にかける。

(3)ふつふつしたら中火のまま5分蒸し、【たれ】をかけていただく。

小皿に取り分けたら、トマトをくずしながらたまねぎと豚肉とからめていただく。トマトのかわりに、パプリカやブロッコリーを入れてもおいしい。

小鍋生活ワンポイント・レッスン


旨みを生み出す身近な食材

調味料以外にも旨みを生み出す身近な食材があります。海苔、乾燥わかめ、桜エビ、ちりめんじゃこ、シーフードミックス、とろろ昆布、ベーコン、ソーセージ、なめたけ、キムチ、ザーサイなどを加えるだけで、塩分のみならず、食感、香り、コク、辛みなど味わいに即効で変化が生まれます。


(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

薄口しょうゆは万能調味料

鍋料理に重宝するのが薄口しょうゆ。しょうゆ(濃口しょうゆ)に比べ、色が薄く香りは強くないが、しょうゆの塩分が15%に比べて、薄口しょうゆは16〜17%と、塩分が強いのが特徴です。

煮込んでも具材の色合いを黒くせず、塩分しっかり、しょうゆの香りも適度に残ります。魚介や香りの強い野菜、青菜の多い鍋などに、しょうゆの代わりに使うと素材の味を感じやすく、エスニック、イタリアンにも合う万能調味料です。

いつもの鍋をアレンジできる食材


常用薬味の保存

万能ねぎ、ねぎの小口切り、しょうが薄切り、せん切り、すりおろしなど、薬味は鍋の味わいをおいしく変化させます。多めに刻んでおいて、小分けし、ラップして保存容器に入れ、冷凍します。使うときは冷凍のままトッピング。

ごぼうやじゃがいもは旨みに使える

大根や白菜は鍋の定番食材ですが、続くとさすがに飽きがきます。そこでおすすめしたいのが、ごぼうやじゃがいも。旨味がつよく、甘みや香りがあり、少量でも味わいに変化がつけられます。煮込み時間を考えて薄めに切って加えるとよいでしょう。

※本稿は、『まいにち小鍋 毎日おいしい10分レシピ』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。

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