【今が旬!】小松菜のアク抜きは必要? おいしくキレイに仕上げるための5つの方法とおすすめレシピ

2024年1月25日(木)11時35分 マイナビ子育て

小松菜のシャキッとした食感と、鮮やかな緑色を活かすには、下ごしらえがポイントです。今回は基本的なアク抜き方法〜少量でも手軽にできる電子レンジを使った方法までご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

寒い季節に旬を迎える小松菜は、栄養豊富な緑黄色野菜。見た目はほうれん草に似ていますが、小松菜ならではの食感と香りがあり、味わいは違います。

小松菜の魅力をより引き出すには、下ごしらえや調理方法が大きなポイントとなります。

その中でもアク抜きをするかどうかが、仕上がりの味にも影響するので、しっかりコツを押さえておきましょう。好みやメニューによって、求める仕上がりも変わってくるので、今回ご紹介する方法を参考に、適したものを選んでみてくださいね♪

小松菜のアク抜きは必要?

小松菜はほうれん草と同じく「シュウ酸」というアク成分を含んでいて、これがえぐみの元となり、カルシウムと結合して結晶化することで結石となってしまう要注意成分。ただし、小松菜の含有量はそこまで多くないので、あまり心配しなくても大丈夫。

実は小松菜はアク抜きをしなくても食べられる野菜。必ずアク抜きしないといけない食品に比べて、切ってすぐに調理できる小松菜は、使いやすい手軽な材料。

煮物や炒め物などアク抜きなしで使うレシピはたくさんありますが、ひと手間をかけることで得られるメリットもあります。

小松菜のアク抜きをするメリット

苦みやえぐみを軽減小松菜はほんのりと苦みのある野菜。この苦みが気になって子どもが嫌がることもありますよね。アク抜きすることでクセがなくなり、食べやすくなります。

食感をよくする加熱してアク抜きする場合、あらかじめ火を通すことで、仕上げが短時間に済みます。火を通しすぎないことで、シャキッとした小松菜らしい食感をキープ。

色鮮やかムラなく短時間に火を通すには、基本のアク抜き方法が有効です。キチンと下ごしらえすることで、小松菜の緑色を損ねることなく色鮮やかに。

小松菜のアク抜き方法

しっかり洗う小松菜のアク抜きをする前に、まずはシッカリとキレイに洗うことから。葉と葉のすき間や茎が密集しているところに土が入り込んでいるので、流水に当てたりしてよく洗い流します。

指で洗うのも難しい根元には、振り洗いが効果的。水を変えて何度かしてあげると◎

葉がバラバラになってもいいときや、少量だけ使うときには、1枚1枚を手ではがしてあげると、根元に入り込んだ土もすっきり落とせます。根元を切り落とさずに使えるので、最大限食べられてムダなし。

基本のアク抜き方法

シュウ酸は水に溶け出る性質があるので、基本のアク抜き方法は塩ゆで。厚みのある根本にも火が通りやすくなるように、十字に切り込みを入れておきましょう。根がついている場合は、ぎりぎりのところで切り落として切込みを入れます。

たっぷりのお湯を沸かして塩を加えて溶かします。塩は小松菜の緑色が加熱で退色するのを防ぎ、鮮やかにする効果があります。

特に気にしない料理の場合は、塩を加えなくてもOK。塩の分量は水1Lに対し塩小さじ1程度が目安です。

火の通りに時間がかかる固い根元を下にして、熱湯に入れて30秒加熱。

葉の部分も入れて、さらに30秒加熱。

いっぺんにたくさん入れるとムラが出るので、欲張らずに2〜3株ずつゆでるようにします。ゆで時間が長引けば食感や色も落ち、栄養も流れ出てしまうので、たっぷりのお湯で短時間に一気にゆでるのがポイント。

あわせて1分ほどゆでたら、すぐに冷水に浸けて冷まします。一気に冷ますことで色止め効果もあります。

冷水に長く浸けているとアクも抜けますが、栄養も抜けてしまいます。小松菜はそこまでアクは多くないので、さっと冷ましてすぐに水から引き上げてください。

根元を揃えて水分を絞り、使いやすいように4cm幅に切りそろえます。

切込みを入れた根元は、手で割いてばらせます。こうすれば、余分に切り落とすことなく最大限食べられます。

最後は手でぎゅっと絞って水気をしっかり切って、下ごしらえ完了。ここで絞ることで、苦みや余分な水分が取れ、小松菜の風味やおいしさが引き立つようになります。また、調味料を加えたときに水っぽくならずに、味が決まりやすいメリットも。

まとめてここまでしておけば、使いたいときにすぐに使えて便利です。数日中に使い切れない場合は、使い切りの量に小分けして、ラップで包んでフリーザーバッグに入れて冷凍保存するとイイですよ♪

水に浸してアク抜きする方法

小松菜のほろ苦さが好きだから、あまりアク抜きしなくても……といったときには「簡単に水に浸けておしまい!」なんていうこともできます。塩ゆでするほうがしっかりアク抜きできますが、調理前に水に丸ごと入れ、2〜3分浸けてみてください。根元に十字の切り込みを入れておくとシュウ酸が抜けやすくなります。

加熱はしないので、調理時には仕上げに加えるのではなく、ほかの生の食材と一緒に加えて火を通していきます。

電子レンジでアク抜きする方法1

鍋を出してゆでるのは面倒……というときには、電子レンジで下ごしらえしてみても◎。洗った小松菜を塗れたままラップでぐるりと包んで、耐熱皿にのせて電子レンジへ。600Wで1分30秒〜2分程度加熱してみてください。

全体にシナッとしていたらOK! まだ固そうなら追加加熱してください。

2分程度冷水に浸けてから、水気を絞って使ってください。電子レンジで加熱するだけではアク抜きできませんが、水にさらして絞ることでえぐみを取ることができます。

電子レンジでアク抜きする方法2

カットしてから加熱する方法であれば、葉1枚のような少量でもアク抜きが可能に。

耐熱容器に切った小松菜を入れて、ふんわりラップをかけてから電子レンジ600Wで1分30秒程度加熱。

量で加熱時間は増減してください。加熱後に全体を混ぜると、ムラなく火の通りがそろいます。

このまま調味料を加えて混ぜれば、和え物が完成。洗い物も少なく、時短になります。アク抜きは加熱後にしていないので、する場合は、水にさらしてから加熱すると段取りがスムーズ。

耐熱容器は加熱後に急冷却すると割れることがあるため、そのまま冷水を入れて冷ますのはオススメできません。水にさらす場合は、別のボウルを使ってするようにしましょう。カットしてある分、アクも栄養も流出しやすくなっています。短時間にさっとさらして、水から出すようにしてください。

電子レンジでアク抜きする方法3

電子レンジでの加熱に耐えられるポリ袋を使って、下ごしらえするのも便利です。カットした小松菜を入れて、口を軽く閉じて耐熱皿の上にのせて600Wで2〜3分加熱。

耐熱容器と違い、ポリ袋は熱いうちに冷水を入れても大丈夫なので、冷水にさらして絞るところまで、そのまま1袋で済んでしまいます。

和え物などは調味料を入れて混ぜるところまで完了。冷蔵庫で保存だってできてしまいます。

食品にも電子レンジにも使える、耐熱温度の高いものを使用するようにしてください。

小松菜レシピ

小松菜とベーコンのミルクスープ

やさしい味わいのミルクスープは、野菜もたくさん食べやすくしてくれます。小松菜がちょっと苦手なお子さんに試してみて欲しいメニュー。小松菜がおいしい、旬の寒い時期には特にオススメです。

材料(2人分)・小松菜……1株・ベーコン……40g・たまねぎ……40g・しめじ……40g・バター……20g・薄力粉……大さじ1・牛乳……200ml・水……100ml・固形コンソメ……1個・塩こしょう……適量

作り方① 小松菜を塩ゆでし、冷水にとってから4cm幅に切って水気を絞る。 ② 鍋にバターを溶かし、1cm幅に切ったベーコンを炒め、薄切りにしたたまねぎ、石づきを落としたしめじを加えて炒める。③ たまねぎの色が半透明になったら、薄力粉を加えて混ぜる。④ 水、コンソメを加えて煮る。⑤ たまねぎがやわらかくなったら、牛乳と小松菜を加えてひと煮立ちさせる。⑥ 塩こしょうで味を整える。

※小松菜の食感がやわらかいほうが好みの場合は、たまねぎと一緒に加えて一緒に煮込んでください。※気にならない場合は、アク抜きをしないで一緒に炒めてください。

豆乳で作ったり、具材もあるものでアレンジOK。ゴロゴロっと鶏もも肉を加えてクリーム煮にしても◎。サラッとしたスープですが、とろみをもっとつけたいときには、薄力粉を増量してみてください。

小松菜と豚のチャプチェ

シャキッとした小松菜の食感で、食べごたえのあるチャプチェにしました。 肉も野菜もしっかり摂れるメインおかずになります。小さなお子さんや辛いものが苦手な方がいる場合はコチュジャンの量を調整したり、辛味を足したい方だけ後から加えたりしてください。

材料(2〜3人分)・小松菜……1/2束・豚肉……250g・春雨……50g・たまねぎ……1/2個・にんじん……1/3本・キクラゲ(乾燥)……5g・にんにく……1片・しょうが……1片・コチュジャン……小さじ1・中華だし……小さじ1/2・砂糖……大さじ1・しょう油……大さじ1・オイスターソース……大さじ1・ごま油……大さじ1〜2・ごま……大さじ1・塩こしょう……適量・水……150ml

作り方① 小松菜を塩ゆでにして冷水にとり、4cm幅に切って水気を絞る。キクラゲを水で戻しておく。② にんにくとしょうがをみじん切りにしてごま油の半量で炒め、塩こしょうをかけた豚肉も加えて炒める。③ 薄切りにしたたまねぎ、千切りのにんじんを加えて炒める。④ 春雨、コチュジャン、中華だし、砂糖、しょう油、オイスターソース、水を加える。⑤ 水分がなくなるまで炒めたら、小松菜とキクラゲを加えて軽く炒める。⑥ 仕上げにごまと残りのごま油を回しかける。

※写真は倍量で作っています。

小松菜のアク抜きを水に浸けるだけの方法でした場合は、たまねぎやにんじんと一緒に加えて炒めてください。気にならない場合は、アク抜きを省略してもOKです。

こちらでも小松菜レシピを紹介しているので参考にして下さい。

まとめ

小松菜は必ずアク抜きしなくてはいけない食品ではありません。苦みやえぐみを取って食べやすくしたり、色鮮やかに、食感よくしたいときにはアク抜きすることで仕上がりが変わります。

アク成分であるシュウ酸は少ないので、基本的には塩ゆでしますが、水にさらすだけでも効果があります。電子レンジで手軽にする方法もあるので、やりやすい方法でしてみてくださいね♪

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