函館“三大食堂”の一つ! デカ盛りの聖地『みなと食堂』のデカすぎる「からあげ定食」が愛される理由とは?

2023年1月29日(日)10時49分 食楽web


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●調査内容:函館三大食堂の一つ『みなと食堂』。普通盛りが超大盛と噂の「からあげ定食」のおいしさの秘密を探る。

「津軽海峡フェリー 函館ターミナル」の道路を挟んで、正面に位置する『みなと食堂』(通称:みな食)。労働者の胃袋を満たし、午後からまた働くための鋭気を養う憩いの場です。『なかみち食堂』、『たつみ食堂』と並び、函館三大食堂として君臨する名店として知られ、近くに北海道大学水産学部のキャンスもあることから青春の味としても愛されています。

 さて、11時のオープンから10分後に入店。ラスト1席にギリギリ滑り込みました。お昼時は常に満席なので、待つのを覚悟で行きましょう。乗船の予定があるならば、時間に余裕をもっての来店が吉。

 お目当ては「からあげ定食」。常連客と思しき人たちからも「からあげ定食」がよく出るようです。カツカレーや丼物もお財布にやさしいお値段。「天丼が650円だって!」と一緒に行った友人はメニューを指差し驚いていました。

謎のふわふわ食感! 「からあげ定食」を飽きずにおいしく味わう方法とは?


750円

 お待たせしました〜の声とともに、「からあげ定食」がどんとお目見え。白米は1合弱ありそう! 大きな椀にぎゅっと盛られていました。主役のからあげはというと、こちらも500gから600gはありそうな重量感。これが普通盛りなら、大盛りはどんなことになるのか末恐ろしくも感じます。

「からあげ」と言いつつ、フリットのような厚めの衣で角はかりっと、中はふわふわ。一口かじると鶏もも肉の脂と肉汁ががじゅわっと広がります。もちろん、衣でごまかすことなく、肉も分厚く、食べ応えがあります。

多彩な調味料で味変が楽しめるのも魅力の一つ

 揚げ物なので胃にガツンときますが、飽きずに食べられる秘密があるのです。卓に据え付けてある調味料で味変するのが、『みな食』の「からあげ定食」の醍醐味。からあげ自体は塩胡椒と非常にシンプルに下味がつけられていますので、お好みでしょうゆ、塩、胡椒、ソース、ウスターソースなどで味付けします。

 さっぱり感を求めたいときは、胡椒たっぷりがおすすめ。胡椒の香りとピリッとする刺激が、ジューシーなからあげと相性ばっちりなのです。

 個人的NO.1の味変は、ウスターソースとマヨネーズの組み合わせ。ウスターソースを衣が浸るくらいビタビタにかけ、カロリーを忘れて思いっきりマヨネーズものっけてみてください。これが激ウマ。ウスターソースとマヨネーズのほのかな酸味がより胃袋を刺激し、濃厚な味付けでどんどん米が進みます。

 当初は食べ切れるのか不安でしたが、この味変用の調味料のおかげで、サクッと完食できました!

「天丼」は650円! ボリューム満点ながらペロリと食べられる旨さ


天丼 650円

 ちなみにこちらは友人が注文した「天丼」。海老天2本、キスの天ぷら2枚、のりの天ぷら、ピーマンの天ぷらがついていました。甘みのあるタレはほんのり生姜の風味があり、ボリュームがありますが不思議とペロッと食べられる味です。これが650円とは! 御見それしました。

調査結果


食堂がある「函館ターミナル」 [食楽web]

『みなと食堂』は「からあげ定食」以外の定食、丼物類も大盛り仕様。家庭的な味付けで、卓上に調味料があるので味を変えながらおいしく味わえました。値上げの波が止まりませんが、リーズナブルでボリュームいっぱいの定食メシって幸せ! 全国のデカ盛りファンのみなさま、函館にてお待ちしています。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●SHOP DATA

みなと食堂

住:北海道函館市港町3丁目14-10
TEL:0138-42-0526
営:11:00〜14:30、16:30〜18:30
休:月曜

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