清らかなスープに感激必至! 函館ラーメンの名店『函館麺厨房あじさい』が東京ラーメンストリートに登場。早速食べてきた!

2023年2月8日(水)10時48分 食楽web


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●函館の名店が東京駅一番街の「東京ラーメンストリート」に登場!感動必至と話題の一杯を堪能しに行ってきた

東京駅一番街の「東京ラーメンストリート」。全国各地のご当地ラーメン店が期間限定で出展する「ご当地ラーメンチャレンジ」に、1月24日(火)から『函館麺厨房あじさい』が登場しています。さっそく看板メニューの塩ラーメンを食べに行ってきました!


伝統と進化を兼ね備えた至高の一杯を作る店主の東秀一さん

 函館ラーメンといえば塩ラーメンのイメージですが、『函館麺厨房あじさい』の看板メニューもやはり塩ラーメン。そもそもこちらのお店、創業時は町の中華店で、そこで人気だったのが塩ラーメンだったそうです。そして、第一次ラーメンブームの際、中華店からラーメン店にシフト。今回はお店イチオシの「あっさり特製塩ラーメン」(1150円)をいただきました。

限りなく透明に近いラーメンスープに出会える!「あっさり特製塩ラーメン」


「あっさり特製塩ラーメン」1150円

「あっさり特製塩ラーメン」が運ばれてきて、まず驚くのは澄んだスープ。“あっさり”とはうたわれていますが、“クリア”とはまさにこのこと。とにかく透明で、魚介や豚骨などの強い匂いがほぼしません。


驚くほどクリアで美しいスープ

 どれぐらいあっさりなんでしょうか。ひと口飲んでみると「美味しい!」のひと言。旨みが何層にもなって広がるようなコクを感じます。このひと口で心をガッチリつかまれました。ちなみにこのスープは北海道産の氷下魚(こまい)やホタテ、昆布と豚骨、鶏ガラなどをじっくり煮込んで炊き出しているそう。ポイントは沸騰する直前の火加減。「煮たたせてしまうとスープが濁ってしまうので、沸騰する手前のギリギリのところでスープを作っています。そうして素材の旨みを引き出し、透明でコクのあるスープに仕立てています」と店主の東秀一さん。


スープに合うように中細縮れ麺を使用

 この自慢のスープに合わせるのが、中細ウェーブ麺。以前はストレート麺だったそうですが、5年ほど前に麺を変更したそうです。「スープを絡ませて麺をすすったときに、麺がスープを抱えたまま口に入るように若干のウェーブをつけた麺に変更しました。茹で上げるときに伸ばしてまっすぐにしています。そうすることでゆるいウェーブが残り、それがスープといい具合に絡むんです」と東さん。

 この辛味具合が本当に絶妙で、麺の細さもスープの味わいとベストマッチしています。


トッピングの麩がいい仕事をしている

 トッピングはチャーシュー、ナルト、卵、海苔、メンマなどですが、麩がのっているのが珍しいですね。これ、スープをたっぷり吸ってかなり美味しい! コクと旨味が後を引くスープですが、とにかくあっさりしているので、エンドレスで食べられそうな危険性があります。

卓上調味料を活用して自分だけのアレンジに挑戦


卓上調味料で味変しながら楽しめる。創業時から使われているオリジナル調味料「蝦夷らー油」が絶品

 さらに、卓上調味料で味変もできます。塩ラーメンにぴったりの胡椒もいいですが、やっぱり気になるのは自家製調味料の「蝦夷らー油」と「蝦夷油胡椒」。こんな魅力的なオリジナル調味料、試さない手はありません!

 まずは「蝦夷らー油」。北海道産にこだわり、行者ニンニク、昆布、スルメ、煮干し、長ねぎなどの多彩な食材を使用して作った自家製ラー油。辛さもありますが、複雑な香りと旨みが押し寄せてくる感じです。塩ラーメンにはもちろんのこと、いろいろな料理に使えそうで、チャーシューにのせてもいい感じでした。


ブラックペッパーの新しい形「蝦夷油胡椒」

 個人的にハマったのはもう一つの「蝦夷油胡椒」。ブラックペッパーをメインに、鮭とば、ししゃもなど厳選した北海道産食材を使用し、エシャロットやアーモンド、コーンをプラスし、バジルとオリーブオイルで仕上げた特製調味料。ブラックペッパーのスパイシーさがほかの食材と合わさることでクセになる味わいに。香りも最高で、胡椒のピリ辛感が好きな人には絶対食べて欲しい調味料です。これらの調味料はオンラインストアでも売っているので、絶対買おうと決意。家庭でもラーメンやほかの料理に活用できそうですしね。

 ちなみに、各人の好みにもよると思いますが、一度にたっぷり入れてしまうのではなく、あっさりスープの美味しさを感じながら、少しずつ加えることをおすすめします。

東京駅でしか食べられない数量限定メニューも必食!


東京駅限定の「ぶり節みその燻製チャーシュー麺」1450円

 外せないメニューはほかにもあります。例えば東京駅限定メニューの「ぶり節みその燻製チャーシュー麺」(1450円)。こちらは数量限定で提供されるもので、函館の本店でも食べられない、まさに東京だけのスペシャルメニューです。


新たに開発した「ぶり節」のパウダーが味の要

 みそラーメンなので当然ですが、塩ラーメンのクリアなスープとは異なり、どっしり濃厚さを感じる味わい。燻製調理したチャーシューが3枚のっていて、上には「函館麺厨房あじさい」特製の「ぶり節」がふりかけられています。この魚介×肉の香りが胃袋を刺激して美味しいのなんの。脂の旨みが口に広がりますが、クドさは微塵もなし。繰り返し飲みたくなるスープです。

「近年、函館でブリの水揚げが増加していることから、有志の方々と試行錯誤しながら開発したのが『ブリパウダー』。ぶりの旨みたっぷりのパウダーに、時間をかけて燻製したチャーシュー、味噌ベースのスープが調和した自信作です」と東さん。


「塩ラーメン&北海道産いくら丼」1600円(食楽web)

 このほか、「こっさり特製正油ラーメン」(1150円)、「こっさり特製極塩ラーメン」、「こっさり特製極正油ラーメン」、「こっさり特製極黒ラーメン(イカスミ)」(各1200円)、「赤味噌ラーメン」(1100円)と、バラエティ豊かなラインナップがずらり。こんなに選択肢があるとは困ったものですが、何度も足を運ぶ、が正解。それぞれのよさを堪能したいところです。

 さらに、北海道らしいサイドメニューとして「北海道産いくら丼」(750円)も見逃せません。店舗でいくらを特製ダレに漬けており、ラーメンと合うように仕上げられています。数量限定で少しお得な「塩ラーメン&北海道産いくら丼」(1600円)のセットもあるので、チェックしてみてください!

調査結果

 店主の東さんが大切にしている“最高の『いらっしゃいませ』と『ありがとうございます』”が、店舗にも、スタッフにも、そしてメニューにも感じられる『函館麺厨房あじさい』。ホッとひと息つける空間で、おいしいラーメンをぜひ味わってみてください。

●SHOP INFO

店名:函館麺厨房あじさい

住:東京駅八重洲南口地下1階(東京駅一番街 地下1階)
営:11:00〜23:00(L.O.22:30)※都合により変更になる可能性あり
休:なし
期間:2023年1月24日(火)〜4月19日(水)※予定

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