主演はのん! 岩手ブランド米「銀河のしずく」のPR動画、出演者が豪華だけど...

2018年2月9日(金)11時0分 Jタウンネット

岩手県のブランド米である「銀河のしずく」。2017年には日本穀物検定協会によるランキングで最高評価の「特A」評価をもらうほど、こだわりぬかれた上質なブランド米だ。


ただ、「銀河のしずく」へのこだわりは、米のみならずPR動画にもうかがい知れる。売れっ子お笑い芸人を多数起用し、主役には女優ののんさんを抜擢するなど豪華な顔ぶれをそろえる。一方、ストーリーの方は独特で、およそ米のPR動画とは思えないほど「攻めた」内容だ。


キャストの有名人にはなぜか岩手県出身の人がいない


動画は「宇宙最強米への道」と題した全8話で構成。2月5日には最終話にあたる「銀河のしずく」篇が公開された。動画はキャンペーンサイトだけではなく、YouTubeも含め、2月24日に公開が終了になる。


主演は、岩手を舞台にした「あまちゃん」で知られる、のんさん(兵庫県出身)。ほかにもお笑い芸人のゴー☆ジャスさん(福島県出身)、お笑いコンビの「どぶろっく森慎太郎さんと江口直人さん(佐賀県出身)、「ANZEN漫才」のみやぞんさんとあらぽんさん(東京都出身)、「カミナリ」の竹内まなぶさんと石田たくみさん(茨城県出身)......など、豪華な面々が並んでいるが、ここに挙げた中に岩手県出身の人が1人もいないというのもシュールなところだ。


18年2月8日のJタウンネット編集部の取材に対し、JA全農いわて(全国農業協同組合連合会岩手県本部)の米穀部担当者は、


「評判は批判の方が多いですね。『米のCMなのかわからない』、『米のおいしさが伝わらない』といった声があります」

と語った。しかし、もともとの目的が「知名度の向上」にあるといい、批判があることは見てもらえていることでもあるとし、批判も甘受するとした。


キャスティングについては、


「のんさんを引き立たせるために旬の芸人さんを起用しまして、特に出身地にこだわったわけではございません」

と語り、出演者に岩手県出身者が少ないことも偶然だと語る。


みやぞんさん、セリフの途中で噴き出す


実際の動画の第1話にあたる、Episode 0では、「銀河のしずく」のPRを巡る会議で、「PR本部長」ののんさんが岩手県産の食材のPRを行う「いわて純情娘」たちに、PR方法を一喝するところから始まる。「カミナリ」の2人からも批判的な声が飛び、重々しい雰囲気だ。


そこで、「ANZEN漫才」みやぞんさんが手を挙げ、ブランド米の群雄割拠の現代にあってあえて「1軒1軒回る」PR方法を提案。しかし、「カミナリ」石田さんに「家が多すぎる」と頭をひっぱたかれ、会議が紛糾してしまう。しかしその後、「どぶろっく」の2人や宇宙からやってきたという設定のゴー☆ジャスさんが登場し、会議は何とか丸く収まる(?)といった流れだ。


動画内ではほかにも、みやぞんさんが「これからに......これからの案に期待してください」とセリフを間違えたり、セリフの途中で噴き出してしまう場面もそのまま使われており、思いがけない笑いを誘う。


Episode 1以降はのんさんがゴー☆ジャスさんとともに田植えなどをし、実際に米を食べるまでの過程を描く。収穫を終えた時にはゴー☆ジャスさんが宇宙に戻ることになるも、せっかく作った米を全て地球に忘れてしまう。


果たして、地球にいるのんさんたちは、どのようにして宇宙のゴー☆ジャスさんに「銀河のしずく」を届けるのだろうか——?

Jタウンネット

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