【首都圏版・シングル編】2025年「住みたい街ランキング」、2位に「川崎」がランクイン

2025年2月12日(水)12時41分 マイナビニュース


LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)は、「2025年 LIFULL HOME'S みんなが探した! 住みたい街ランキング(首都圏版・シングル編)」を発表した。同調査は、2024年1月1日〜2024年11月30日の期間、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のエリアを対象に、LIFULL HOME'Sに掲載された40㎡以上の賃貸物件への問い合わせ数を駅別に集計して行われた。
「2025年 LIFULL HOME'S みんなが探した! 住みたい街ランキング(首都圏版・シングル編)」の1位は「北千住」となった。2位に「川崎」とつづき、3位にはコロナ前に借りて住みたい街で4年連続1位の「池袋」がランクインした。
1位の「北千住」は「2025年 LIFULL HOME'S みんなが探した! 借りて住みたい街ランキング(首都圏版)」でも4位となっており、賃貸需要の高さが分かる。JR常磐線、東京メトロ日比谷線、東京メトロ千代田線、東武伊勢崎線、つくばエクスプレスの5路線が乗り入れるターミナル駅で、「大手町」へ約17分、「品川」まで約29分でのダイレクトアクセスが可能となっている。
また、東京電機大学をはじめとした大学のキャンパスが複数ある学生の街としても知られており、駅周辺には数多くの商店や飲食店が立ち並んでいるため、交通と生活の利便性がバランス良い街であるといえるだろう。
一般的に、シングルタイプの賃貸物件を希望するユーザーは、賃料が多少高くても交通・生活利便性を優先する傾向があるという。今回のTOP10に登場する駅は、いずれも駅勢圏が広くて生活利便性が高く、都心方面へのアクセスも乗り換えなしで便利な駅ばかりである。また、「川崎」を除いてTOP10は都内の駅で占められており、コロナ後に単身者が「都心回帰」していることが分かる。
前年から問い合わせ数を伸ばした駅をランキング化した「急上昇ランキング」(総合順位200位までの駅が対象、問い合わせ数が一定以下の駅は除外)。 「2025年 LIFULL HOME'S みんなが探した! 借りて住みたい街 急上昇ランキング(首都圏版・シングル編)」の1位は「日暮里」となった。「日暮里」の賃貸物件への問い合わせのうち約7割が40㎡未満となっており、単身者からの支持を得ていることが分かる。
2位は同じくJR山手線「駒込」がランクイン。「日暮里」も「駒込」もJR山手線の駅で交通利便性はきわめて良好だが、いずれもターミナル性や繁華性が希薄で、都心の住宅地として機能しているエリアのため、交通至便ながら落ち着いた街並みが残る「都心のエアポケット」として人気が高まっていると分析できる。
3位の「月島」は東京メトロ有楽町線のほか都営大江戸線も乗り入れており、「六本木」方面や「上野御徒町」方面にダイレクトアクセスが可能である。駅周辺には賃貸物件のストックも豊富で、下町情緒が残る街並みも含めて一定の支持を得ていると考えられる。
「2025年 LIFULL HOME'S みんなが探した! 借りて住みたい街 急上昇ランキング(首都圏版)」と同様、TOP10のうち「武蔵新城」を除く9駅が23区内の駅で、「森下」「菊川」「両国」「住吉」「清澄白河」など都心へのアクセスが良く、賃料水準が比較的安価な「城東エリア」の駅が並んでいる。

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