これは確かにエモーショナル 若者言葉「エモい」はピンと来ないけど...とあるメカ好きが表現した「エモい」に大反響

2023年2月21日(火)18時39分 Jタウンネット

「エモいっていうのがよく分からなかったので、多分こうだと言うのを作ってみました。」

そんな呟きと共に投稿された羊毛フェルト作品が、ツイッター上で注目を集めている。

読者の皆さんの中にも、膝を叩いて「これはエモい!」と叫んでしまう人がいるかもしれない。

千葉在住の会社員・takebon(@takebon11)さんが2023年2月13日に投稿したのは、縦に長い顔と暗い目元、何を考えているかわからない無表情が印象的な「モアイ像」だ。

どこがエモいのか、わからない人もいるかもしれないが......ツイッター上ではこんな声も寄せられている。

「ある世代にはふかぶかと刺さるエモーションなモアイを拝見できてありがとうございます!」
「エモーションのモアイですねw何だか懐かしい...」
「どちらかと言うとエモいより懐いw」
「親の顔より観たヤツw」

元ネタはやっぱり「あのモアイ」

takebonさんは、ガンダムシリーズに登場するモビルスーツや他のアニメに登場するロボットなどを羊毛フェルトで制作しているユーザー。13日、Jタウンネット記者がtakebonさんを取材したところ、話題のモアイは11〜12日にかけて作ったものだという。

「『エモい』という言葉はTVなどでよく聞く言葉ですが、その意味が『エモーショナルな』と考えたとき、『EMOTION』という単語で頭の中に浮かんだのがこのモアイだったので、これなら作れそうと思い作ってみました」

EMOTIONで、なぜモアイが頭の中に浮かぶのか。takebonさんのなかでこの2つの存在が結びついているのは、バンダイナムコフィルムワークス(本社:東京都渋谷区)の映像レーベル・「EMOTION」が手掛ける映像作品の影響。作品が始まる前に流れる映像に、2体のモアイが描かれたロゴが登場するからだ。一定以上の年齢の特撮好きやアニメ好きにとっては、かなり見覚えのある映像だろう。

「レンタルビデオなどで映像作品を見るとこの映像が流れてきていたのを思い出します。『特にこの作品で』という思い入れなどは無いですが、逆に言うと『どの作品にもこのモアイはいたなぁ』と思います」(takebonさん)

制作にあたっては、まずは明るいグレーのアクリル綿を使って大体の形状を固めたのち、濃いグレーや黒のもので影の部分を再現して、造形していったという。

その際、元ネタのモアイに近づけるように、陰影のつけ方には工夫をしたとのことで

「針で色を刺していくのですが、深く刺すとそこに色が集まってしまい綺麗な陰影が出なくなってしまうので、浅く丁寧に刺すところに気を付けました」

と、繊細なこだわりを語ってくれた。

takbonさんによる「エモいモアイ」は、1万8000件を超える「いいね」(16日夕時点)が寄せられるなど、反響を集めている。それに対し、takebonさんは

「『特定の世代には刺さるかな?』などと思っていましたが、ここまで『いいね』を頂けるとは思ってもいませんでした。『親の顔より見たモアイ』なんていう書き込みを見たときは大笑いしちゃいました(笑)」

とコメントしている。

Jタウンネット

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