新潟の巨大麩「岩船麩」で味噌汁を作ったらとんでもないことになった!

2024年3月24日(日)13時0分 ロケットニュース24

以前当サイトでご紹介した「車麩」。

筆者の地元である新潟県をはじめとした北陸地方や沖縄県で食べられている、真ん中に穴が空いたドーナツみたいなお麩だ。

幼い頃から家庭や給食などでたくさん食べてきたため、新潟のお麩といえば車麩一択だろうと思っていたのだが……

ある日、県内のお土産屋さんに立ち寄った際に新たな新潟のお麩を発見したのでご紹介させていただきたい。

・でっかい

名前は「岩船麩」。新潟県の村上市にある「岩船」という地域に伝わっているお麩だそうだ。価格は税込み453円だった。

その特徴は、なんと言ってもでっかいこと! 写真だとなかなか伝わりにくいと思うけれど、目の前で見てみるとソフトボールくらいの大きさがある。

車麩もなかなかに大きいと思っていたけど、岩船麩の体積はさらにその上を行っている気がするな。

1つ手に取ってみるとこんな感じ。正直、最初にお土産屋さんでこれを見つけた時はまさかお麩だとは思わなかった。

パッケージ裏の説明文によると、普通のお麩と同じように使うことができるそう。ということで、定番メニューのお麩入り味噌汁を作ってみたのだが……

存在感すご……

なんだこの「自分が主役ですが何か?」感。迫力すら感じるのは気のせいだろうか。

ひと口かじってみると……うおおお、中から溢れてくる味噌汁の量が半端ない!!

この勢い、もはや味噌汁の爆弾と言っても過言ではないかも。咀嚼(そしゃく)する度に中から洪水みたいに味噌汁が溢れ出してくる。

食感や味は通常のお麩とほとんど同じなのだが、いかんせんボリュームがものすごい。1個食べただけでも大満足できること間違いなしだな。

・フレンチトースト

せっかくなので、他の料理も作ってみることに。まずはパッケージ裏で紹介されていたフレンチトーストに挑戦してみよう。

最初に岩船麩を水に漬けて戻す工程が入るだけで、残りの作り方はパンのフレンチトーストと全く同じだ。牛乳、卵、砂糖を混ぜた液に水気を絞った岩船麩を漬けて……

フライパンで焼いたら完成!! うんうん、焼き色も綺麗についていい感じじゃないか? さっそく口に入れてみると……

おっ……

中から溢れ出してきたのは甘い卵液ではなく……水。

せっかくの卵液の甘味が水で洗い流されてしまい、プレーンなお麩を食べているみたいだった……何なら焦げ目の分、苦味を強めに感じるかも。

ちゃんと力を入れて絞ったつもりだったのだが、どうやら全然水が抜けていなかったみたいだ。

岩船麩を汁物以外の料理に使う時は、ドームの形をまっ平にするくらいの気持ちで徹底的にプレスするのがよさそう。

・照り焼き

フレンチトーストの反省を活かして、手加減なしに水を絞り出してから今度は照り焼きを作ってみた。

焼き上がりの見た目はいい感じだ。ドキドキしながら口に入れてみると……

大成功じゃ〜〜〜〜ん!!!!

これでもかというくらい絞った岩船麩は、水の代わりに甘じょっぱいタレをたっぷり吸収していて超おいしい!!

噛んでも噛んでも無限に照り焼きの味がしみ出してきて、白米がガンガン進んじゃいそうだ。何なら肉の照り焼きよりも濃厚なタレの味を楽しめるかも。

これだけ食べ応えがあるのに、お麩だからカロリーが控えめなのも嬉しいな。今後もまた食べたいと思える仕上がりだった。

・新潟に来たらお麩も是非

車麩は密度が高めでずっしりしている食感だけど、岩船麩は普通の麩をそのまま巨大化させました! っていう感じの食感だったな。同じ新潟のお麩なのにそれぞれ違いがあって面白かった。

新潟の有名な食べ物と言ったらやっぱりお米や海産物だけど、是非大きなお麩も楽しんでみてはいかがだろうか。想像以上の食べ応えと満足感に驚くこと間違いなしだぞ。

執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

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