【ストイック】ステーキロッヂのテイクアウトメニューがすごいことになっている / お前そんなキャラだったっけ…?

2024年3月25日(月)14時30分 ロケットニュース24

当サイトでも何度か紹介している ステーキロッヂ。

過去には総重量5kgにおよぶメニューを出したり、店舗限定で食べ放題を開催したりと、そのメニューやノリはどちらかといえば荒々しい

そのため筆者は同店を訪問したこともないまま、ステーキロッヂといえば「ガッツリ系の男飯」というイメージでここまで来ていた。

……が。

そんな筆者の薄っぺらい認識は、同店のHPにあるテイクアウトメニューを目にした瞬間打ち砕かれることになる。

お前そんな奴だったっけ……!? と──。

・ステーキロッヂのテイクアウト
「しっとり鶏胸肉」に「ブロッコリー」、「ゆで卵」……と、これでもかと「高タンパク低糖質」に全振りした単語が連なる。ライスは完全にオプション。もはや米がベンチの位置づけである。

ステーキロッヂよ、お前はいつからそんなストイックになったのか。というかそもそもこのメニューは本当に提供されているのか……?

・突撃

これは行って確かめるっきゃないということで、ステーキロッヂ 渋谷道玄坂店へ。

店の外にはテイクアウトに関する情報は何もないように見える。多少不安になりかけるも……

店内に入るとこの通り。

ポスターを指差し「このテイクアウトってできますか?」と声をかけると、アジア系と思われる店員さんが「イイデスヨー」とにっこり答えてくれた。

テイクアウトどころかステーキロッヂ自体初体験の筆者。メニューの「1番人気」に素直に従って、1番スタンダードだと思われる「赤身肉としっとり鶏胸肉とブロッコリー」の180gを注文。

そうそう、メニューにはなんの記載もなかったが、ソースを玉ねぎソースとガーリックソースから選ぶことになるようだ。今回は店員さんオススメだという 玉ねぎソースを選択。

10分ほどかかるということだったので、一旦店外へ。

店の前に掲示されたイートインメニューを見ていると「ボディーメイクステーキ」なんてセットもあるもよう……。どうやらテイクアウトのみならず、ステーキロッヂ全体が「そっち系」に傾きつつあるようだ。

そうこうしているうちに呼び出しがあり、店内に戻ってお会計。

店内は ほぼ常に満席で忙しそうだったが、きっかり10分で無事受け取ることができた。

・「赤身肉としっとり鶏胸肉とブロッコリー」(1180円)

家まで持ち帰って開封してみたのが こちら。

割り箸に何が巻き付いているのかと思ったら、ウェットティッシュと なかなか主張の強い紙エプロンだった。

筆者は家で部屋着で食べるため どれも使わないが、恩恵を受ける人は多そう。

なんやかんやで1時間近く持ち歩くことになってしまったが、この容器が非常に優秀。道中で匂いや液体が漏れたりすることもなく、家に帰りついたときにも まだほんのりと温かさを保っていた

それぞれの見た目と重量はこんな感じ。

鶏胸肉が77g。

牛赤身肉が73g。

ブロッコリーが82g。

しめて肉が150g、全体で232g

「180g」の表記が 肉のみ のものだとするとちょっと過言かな〜? という感じである。

まあ、このあたりは店員さんの裁量なのかもしれない。もし全体量の表記だったら めっちゃお得だし。

とはいえ、先ほど蓋を開けてから視覚と嗅覚が誘惑されまくっている

そろそろ空腹も限界なので、さっそくいただきます!

・実食

ベジファーストということで、最初はブロッコリーから。

うん、美味しい。シンプルに茹でたブロッコリーである。独特の青臭さも感じられず、苦手な人でも食べられそう。下味は何もついていなかったので、ソースを付けて食べる前提だろう。

しかしこのブロッコリー、食感が非常にちょうど良い。固すぎず柔らかすぎず、歯切れのよい絶妙な茹で加減を実現している。テクニカル。

では、満を持して肉である。まずは鶏胸肉を一口……

うわあぁぁ美味しいぃ!!

わざわざ「しっとり鶏胸肉」を自称するだけのことはある。ちょっとびっくりするくらい しっとり! 歯切れは良いのにパサついた感じが一切なく、繊維質の肉を噛み切る食感も非常に心地よい。

甘めの玉ねぎソースと淡白な胸肉の味わいがよく合っている。いくらでも噛んでいたい。

ちなみに、こちらも試しに何も付けずに食べると胡椒の風味がするのみだった。やはりソースでの味付けが前提のようだ。

それではいよいよ、ステーキロッヂの本業たる赤身肉である。

ちょっと噛み切りづらいかも…?

決して全体的に固いわけではない。むしろ基本的には柔らかく歯切れのよい食感である……が、1番小さい一切れを食べたときだけ、どうしても噛みきれず口に残る感覚があった。

持ち帰りのデメリットが如実に反映されてしまったのかもしれない。一時間も持ち歩いた筆者にも非はある。

なお、味に関してはきちんと美味しい。噛めば噛むほど牛の旨味が染み出てくる 赤身系の美味しさである。味がいいだけに余計、作り立てを店内で食べてみたい……と思わされた。

なんだか赤身肉に対して批判的になってしまったが、それも比較すれば、強いて言えば……というくらいの話。文句なく美味しく、さすがステーキ店というクオリティである。

・優秀すぎた

美味しかった。さすがステーキ店、肉の美味しさへの満足感で白飯の不在を補完するというパワープレイに出ている。

とにもかくにも、鶏むね肉のしっとり加減には脱帽ものである。約1時間 寒空の中を持ち歩いたにもかかわらず、どうやったらこんな しなやかさをキープできるのか……。次頼むとしたら「鶏胸肉とブロッコリー」にすると思う。

また個人的には、ブロッコリーの量がきちんとしていたのも有り難かった。こういった店のブロッコリーって、「付け合わせ」の名の通り 数房しか付いてこないイメージがあったが、個数にして10房以上、ブロッコリーだけで空きっ腹が ある程度落ち着くくらいの量があった。

全体の量としては、180g(表記)で 女性である筆者のお腹が けっこう満たされるくらい。……でも多分、この美味しさなら300gも難なくイケてしまう気がする。男性や 「自分よく食べるほうだな〜」という人は迷わず300gでいいと思う。

テイクアウトメニューに 公式のカロリー表記はなかったが、似たようなメニュー構成である「ボディーメイクステーキ」は ゆで卵とテールスープがついて469kcal(肉300g)とのこと。

そこから予想するに、テイクアウトメニューのカロリーってせいぜい250〜400kcal程度じゃなかろうか……? なんなら自宅でご飯を用意しても一食分のカロリーに収まる数字である。かえすがえすも優秀すぎる……。

ステーキロッヂのテイクアウト、公式が「ダイエットメニュー!」と大々的に打ち出していないのが逆に恐ろしくなるスペックであった。何よりめちゃくちゃ美味しい

ダイエット中のご飯にマンネリを感じている皆様、ぜひ試してみてはいかがだろうか。筆者のオススメは 何をおいても鶏胸肉です!!

参考リンク:ステーキロッヂ
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.

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