戸隠でかやぶきの宿に遊ぶ  歴史建築を活用したオーベルジュでミシュランの味

2024年3月26日(火)9時30分 OVO[オーヴォ]

 静かな自然の中で、昔ながらの空気を吸う休暇で心身を整える。自然信仰の聖地、戸隠で、歴史建築を活用した分散型オーベルジュ「awai 戸隠」(awai・長野市)の「茅葺(かやぶき)の家」が4月20日にオープンする。ミシュラン星付き店で腕を磨いたシェフの味も楽しめる。

 長野駅から車で40分、善光寺から30分。標高1200mの山間部に、かやぶき屋根の宿坊が立ち並ぶ集落がある。2000年の歴史を持つ、自然信仰の聖地、戸隠。その荘厳な自然は国立公園に指定され、歴史的街並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。全国的にも有名な戸隠神社5社のうち、「中社」と「宝光社」の集落にある空き家2棟を、レストラン・ホテル客室として再生した。「茅葺の家」は、宝光社の集落にひっそりとたたずむ、かつての農家の家を、「戸隠の暮らしが感じられる空間」としてよみがえらせたものだ。地元の茅葺職人(縄文屋根)とともに、地域内外の人々も参加するワークショップ形式で屋根を再生したという。

 レストランで楽しめるのは、「戸隠の湧水」を軸とする新感覚フレンチ。寒暖差の大きい戸隠で育った生命力あふれる野菜や、「水と素材」そのもののおいしさを味わえるシンプルな料理は、胃にもやさしそうだ。

 「茅葺の家」の予約は、3月22日から公式サイトで受け付けている。料金は1泊2食付きで1人当たり、大人6人利用時は2万2000円〜、大人2人利用時は3万6000円〜(税込み)。

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