『マロリーポークステーキ』(自由が丘)で1kgの「キリマンジャロ級」を食べてきた!
2021年3月30日(火)10時50分 食楽web
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無性に肉が食べたい! そんな時、みなさんはどんな肉料理で欲望を満たしますか? 肉汁滴るサーロインステーキもさることながら、皮パリのローストチキンも捨てがたいものです。
筆者は豪快な塊肉が大好物なのですが、某ステーキハウスに食べに行こうと思えば、めちゃくちゃ高い! そんな時に見つけたのが、自由が丘にオープンしたポークステーキ専門店『マロリーポークステーキ』です。
『マロリーポークステーキ』が安くて美味しい理由とは?
3階建ての店舗で1階はカウンター、2、3階はテーブル席があり、広く空間が取られているのでゆったりと過ごせます
コンセプトは、「ビーフステーキより美味しいポークステーキをリーズナブルにお腹いっぱいに」。これは朗報! ということで早速、食べに行ってきました。
肝心のメニューですが、一番サイズの小さいポークステーキでも300gがあり、最大で2kgまで注文できます。2kgともなると、あらかじめ予約が必要になる店舗も少なくありませんが、同店なら当日注文が可能。そして注目したいのが、値段の安さ。300gの「高尾山級」で899円(税別)、税込でも1000円を切るのです。牛肉であれば、こうも行きませんよね。
今回は肉塊欲を満たすために、1kgの「キリマンジャロ級」を頼んでみました。焼きあがるまでに30分以上は待つだろうと、持参していた文庫本を10ページほど読んだところで、テーブルに到着。え、早すぎない? なんと10分〜15分足らずで焼き上がってきました。
この速さの秘密は、丁寧な下ごしらえにあります。りんごジュースやハーブなどをミックスした特製の調味液に漬け込み、1日置いてから真空調理。66度の低温調理で、3〜4時間じっくり火を入れているのだそうです。
あとは注文が入ってから鉄板で焼き上げ、高級ステーキハウスでも使われている厨房機器「サラマンダー」で表面をカリッと仕上げています。
1kgの「キリマンジャロ級」を味わってみた!
1kgの「キリマンジャロ級」2699円(税別)
圧巻の肉姿に、思わず合掌。肉は「iTQi(国際味覚審査機構)」において、 2020年に三ツ星受賞した大麦仕上三元豚を使用しています。
鉄板の上でじっくり焼くわけではないので、肉から余計な水分が抜けず、しっとりジューシーなまま。低温調理により、旨みもギュッと閉じ込めています。外側は香ばしい色味をしていますが、中は美しいロゼ色です。
ソースは、醤油ベースのニンニクだれ、赤ワインベースのオニオンソース、山わさびの3種類。卓上には岩塩と黒コショウも用意され、肉と相性バツグンのマッシュポテトとクリームスピナッチも付け合わせになっています。
ナイフとフォークで簡単に切れるくらい柔らかい。カットする厚さによって口に入れた時の肉の香りや舌触りも変わるので、探求しながらもどんどん肉塊が小さくなっていきました。
バターが効いたなめらかなマッシュポテトとの組み合わせは秀逸!
さすがに全部は食べきれなかったため、残した分は専用容器でテイクアウトしました。初めからテイクアウトしたい人は、「LINE」の公式アカウントから予約もできるので、待ち時間なく受け取れます。さらに、調理前の肉を真空パックのまま購入することもできるので、自宅でポークステーキにしたり、薄切りにしてしょうが焼きにアレンジしたりと、様々に楽しめます。
ちなみに、「生ビール」は299円、「ハイボール」や「サワー」類は199円、おつまみは299円(全て税抜)からと、センベロ居酒屋としても魅力的なお店。お腹いっぱいお肉を食べて、飲みたい時には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●DATA
マロリーポークステーキ(Mallory Pork Steak)
住:東京都目黒区自由が丘1丁目25-3
営:11:30〜14:30(LO14:00)、17:00〜22:00(LO 21:30)
休:なし