春を快適に過ごすためにすべきこととは

2023年3月31日(金)6時0分 ココカラネクスト

 今日は春の養生の仕方についてお話ししたいと思います!

不調の原因は「春バテ」?対策をして季節の変わり目を乗り切ろう!

活発に活動を始める「春」

 暦の上では、「立春」(2月上旬)から「立夏」(5月上旬)までが春となっています。

現在では、3月から5月末頃のことをさしますが芽が出て花が咲いて虫たちも活発に活動を始める季節ですね!

そして寒さが幾分和らぎ、体の機能も少しずつ目覚め始めます。強い春風が吹きあれ、動植物も目覚め始めるように、私たちも身体的・精神的に目覚め不安定な状態になりやすい時期です。特に、自律神経系の病に注意しましょう!

また、近頃は花粉によるアレルギー症状に悩まされる方も多くなっています。

去年まで花粉症ではなかった方もストレスや体力の低下などから突然発症することもありますので、身体的疲労はもちろん精神面でもストレスをためないように気をつけましょう。

東洋医学では、春は『肝』の気がたかぶりやすい季節なので、『肝』を補養することが大切と説いています。東洋医学でいう『肝』の働きは、西洋医学でいう肝臓の働きと全く同じと言うわけではなく、肝臓の本来の働きである血液の貯蔵・分配・解毒などのほかに、目や筋肉、情緒のコントロール機能などまで広範囲にわたっています。

『肝』の気は上昇する性質を持っていますが、春の陽気に刺激されて肝気がのぼり過ぎることがあります。それが、目の充血や頭痛・イライラ・不眠症・情緒不安定・血圧が上がるなどの症状になるのです。また、肝はホルモンバランスと関係が深いので女性の生理不順が起こりやすいのも、この季節です。そのようなときには、酸味をもつ食物や、春が旬のセロリやせり・あさり・はまぐり・帆立貝など、肝の働きを調節してくれる作用を持つ食物を摂っていただけるといいですね。

春を快適に過ごすために

●適度に運動をして、ストレスをためないようにしましょう。

●寝る前に好きな香り、好きな音楽、好きな本などで精神状態をリラックスさせましょう。

●早寝・早起きを心がけましょう。朝の散歩もおすすめです。

●呼吸法を意識して、天地の間の陽気を胸いっぱいに吸い込みましょう。

●旬の野菜や山菜をたっぷりとって、血液を浄化しましょう。

★春に注意すること
めまい・頭痛・不眠・花粉症・皮膚病

★春の食養生
冬から春への季節の変わり時ということもあり、気温の変化が激しく体調を崩しやすい時期です。この時期の食材は不安定になりがちな心と身体をリラックスさせ、体力を補い、ストレスを発散させ、緊張したからだの血行をよくしてあげる働きのあるものがおすすめです。

『旬の食材 性質 はたらき 効能 』
■野菜
玉葱 温 不眠 咳や痰を取ったり、胸や胃のつかえを取ります。尿の出をよくする利尿作用や、浄血作用があるといわれています。

血液をサラサラにするので、高血圧や脳卒中の予防にも適しています。

ふき 温 血行 体を温め、血流をよくし古血を取り除く浄血作用もあるので、肩こりや、シミ、生理痛に悩む方におすすめです。また胃の働きをよくするので、冷え性で胃の弱い方にも。

アスパラガス 寒 体力 アスパラガスに含まれるアスパラギン酸は、疲労回復や滋養強壮に優れています。また、ビタミン類も豊富に含まれ、体の老化防止、ガンの予防、美容にも効果的です。

■便通
食物繊維が多く、胃や腸の働きをよくし便通を良くします。その他にもカリウム、アミノ酸が豊富で様々な生活習慣病を予防します。アレルギー体質の方は控えましょう。

マッシュルーム 温 体力 内臓を温め、冷えを緩和し、腰やあしの冷えと痛みを取り除きます。体力がない方、息切れしやすい方に。また出産後の血虚の改善に効果的です。

木の芽 熱 健胃 山椒の若菜。健胃、消炎作用にすぐれています。胃腸を刺激して新陳代謝を促進します。

■豆類
そら豆 平 利尿 胃腸の働きを整え、気力を増して、疲労回復に効果があります。また水分代謝をよくし、体の余分な水分を除いてむくみを取ります。空気に触れると味も栄養価も低下するので、さやから出したらすぐにゆでましょう。

大豆もやし 寒 痩身 低カロリーでたんぱく質、ビタミン、カルシウム、ミネラル、食物繊維など栄養豊富です。ダイエット中の方に特におすすめです。

■魚介
めばる 温 血行 良質のタンパク質を含む、低脂肪、低エネルギーの白身魚です。また、不飽和脂肪酸のEPAやDHAも含むので、血液をサラサラにし、ガンを予防する効果も期待できます。

ワカサギ 平 血行 鉄分・ビタミンB群・Eが多く、冷え性や口内炎によいといわれています。カルシウムも豊富ですので、骨粗しょう症の予防にも。

ワカメ 寒 代謝 脂肪の新陳代謝を促すヨードが豊富です。髪や肌を健康に保ちますが、過剰症もあるので取りすぎには注意です。高血圧、糖尿病、動脈硬化、便秘の予防に。

サワラ 平 血行 DHAやEPAを多く含み、血栓の予防やガンの抑制効果などの働きがあるといわれています。カルシウムの吸収を促進する働きのあるビタミンDも多く含まれ、骨の健康維持にも役立ちます。

■果物
グレープフルーツ 寒 健胃 ビタミンCが豊富で、かぜや美肌にいいといわれています。また、抗酸化作用で動脈硬化やがん予防にも効果的です。ただし、薬を服用している人は薬の効果が強く現れてしまうことがあるので注意しましょう。

キウイフルーツ 寒 美肌 風邪の予防や疲労回復、肌荒れに効果があるビタミンCがおよそみかんの倍含まれています。また、食物繊維も豊富ですので整腸作用があり、便秘に効果的です。

[文:meilong]


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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)

大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。

世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。

千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。

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