「コンサルなのに年収300万円、長時間労働で心身に異変。社長はキャバクラ通いで毎月200万円経費処理」という職場

2022年4月8日(金)21時47分 キャリコネニュース

画像はイメージ


「体やメンタルに異変が生じた。睡眠中の顔面マヒ、事故に遭いたいと思っていた」というほど仕事で追い詰められた経験談が、キャリコネニュースに寄せられた。


その男性は現在30代前半。26歳のとき小規模コンサルファームに入社したが、「企業体質の悪さと給与の安さ」から退職したという。一体どんな会社だったのか。(文:okei)


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「10時から21時まで客先常駐で働き、0時から4時まで自社の仕事」



その会社は、「コンサルをやりつつ、自社事業に挑戦することを方針としているベンチャー」で、入社後必ず何かしらの事業や役割を与えられたという。ただ、


「コンサル以外のことができなければ『使えないやつ』と認定されて給与が上がることはない」 「長時間働くことが美徳の文化で10時から21時まで客先常駐で働き、0時から4時まで自社の仕事を行う(4年間行っていた)」 「土日も仕事。土日で稼働してなければ社長からメールや電話によるリマインドの嵐」


と過酷を極めていた。まさかの1日18時間拘束のうえ休みもなし。よく4年も続いたものだ。


そんな状況にもかかわらず、「同業他社と比較して給与が低い(アナリスト コンサルタント年収300万、マネージャー年収400万、事業部長年収500万)」と男性はきっぱり。確かにコンサル業にしては低い印象だ。男性は会社に対して


「単価分の働きをしており、役職も上がっているため給与を上げてほしい旨伝えたが、『給与が低いのは会社のバックアップがあるのであって、能力が伴ってない』と言われ、役割や責任にお金がついて来ない」


と不満をもらす。そんな中、社長はキャバクラ通いで毎月約200万円分を経費処理、愛人宅の家賃約17万円も会社のお金で払っていたというから嫌になる。


「できる人がいないという理由で5案件を一人で対応」


業務の進め方も滅茶苦茶で、男性は「業界として1人1案件対応が基本」だというが


「できる人がいないという理由で5案件を一人で対応。対応すると自社の仕事(自社サービス、面接・採用、メンバー管理や育成、営業活動)が止まる旨を説明するが、拝金主義のためプロジェクトにやむなく参画」


「疲れすぎて年末年始は実家で休んでいたが社長からメールや電話のリマインドされる。もちろん全部無視。年明け最初の営業日で呼び出されて2時間の説教(コンサルの仕事が無い間に自社の仕事をしろ、という理由)」


と過重労働のうえ休むことさえ許されなかった。退職を決意するのも当然だが、


「4か月前に退職する旨を伝えると『無責任』と批難」 「退職届を提示した翌月、何の連絡も無く10万円分の給与減額」


などと、男性は最後の最後まで苦しめられていた。

キャリコネニュース

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