大量の錦鯉がいる池に2メートル超の大雪→心配して見に行くと…… 「マジか」予想外な結末に「宝石のよう」「悲しくなりますね」

2025年4月13日(日)21時5分 ねとらぼ

大量の鯉がいる池

 災害級の大雪が降った鯉の養殖場で、大量の錦鯉がいる屋外の池を見に行ったら……。驚きの光景がYouTubeチャンネル「泳ぐ宝石錦鯉TV Koi Japan」に投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で1万2000回を超え、「宝石のよう」「すんごい」と注目を集めています。
 投稿したのは、山形県長井市にある「塩田養鯉場」で、錦鯉の販売や池の施工を手掛けている塩田敏弘さん。以前は鯉の池で、“神々しい生物”に遭遇した様子が話題になりました。
 塩田さんが住む地域では今年、災害級の大雪が降ったそうです。そこで今回は屋外にある池に行き、錦鯉の安否を確認しにいきます。
●稚魚池の様子を確認する
 今日は久しぶりに、錦鯉の稚魚がいる野池にやってきた塩田さん。当歳(その年に生まれた若い個体)の錦鯉は池の浅いところで雪に押しつぶされ、死んでしまっているかもしれないとのことですが……?
 池の周辺には錦鯉を持っていき、食べてしまうという野鳥の姿もありましたが、まず1つ目の池を確認すると……幸いなことに、錦鯉の死骸は見当たりません。この池の錦鯉は、氷の下に隠れて生きている可能性が高そうです。
 「浅いため、やられている可能性が高い」という隣の池を見てみると、白い死骸らしきものが見えてきました。水面が強風で波打ち、はっきりとは見えませんが、おそらく全滅してしまっている可能性が高いだろうとのこと。
 塩田さんによると、今年は雪が2メートル以上3メートル未満くらい積もったとのこと。1メートルちょっとならそこまで被害は出ないそうですが、人間も埋まってしまうほどの雪が降れば、錦鯉にも影響があるのは仕方がないことなのかもしれません。
 引き続き観察をしていると、背中に凍傷を負った鯉の姿がありました。調子が悪くて凍傷になってしまったのだろうとのことですが、凍傷を負っていると、水温の上昇とともに水カビなどの水生菌にやられてしまうこともあるそうです。
 池の様子を確認しながら引き続き歩いていくと、池に張っていた鳥よけの糸が雪の重みで切れてしまっていました。張り直さないといけないとのことですが、もう少し雪が溶けてくれないと、作業をするのも大変そうです。
 全国的に暖かくなってきたことから、塩田さんのもとには「鯉が欲しい」という連絡が来るそうです。しかし、池の温度がまだ低いため、もう少し暖かくなってから鯉に関する作業や販売などをしていくつもりとのこと。そのためにも池にいる鯉が、1匹でも多く元気であることを願いたいですね。
 今年は災害級の大雪でどうなることかと思いましたが、全滅してしまっている池もあるものの、生きている池もあって一安心だと話す塩田さん。まだまだ雪はたくさん残っていますが、水面に反射する太陽の光を見て、ほんのりと春を感じられたようです。
 その後室内に戻ってくると、たくさんの錦鯉が元気いっぱいに出迎えてくれました。そのなんとも愛らしい姿を見つつ、「かわいいですね」と締める塩田さんなのでした。
●「悲しくなりますね」「すんごいですね」の声
 動画には、「浅い池は、だめでしたか! 悲しくなりますね。他の池では、生存が確認できて、良かったです」「雪の降る地域はこういったことがあったり、ボイラーの燃料費も掛かったり大変そうですね。ちゃんと生きている池もあって一安心? ですかね。室内のはすんごいですね」といったコメントが寄せられていました。
 塩田さんのYouTubeチャンネル「泳ぐ宝石錦鯉TV Koi Japan」では、錦鯉生産、庭園、造園、濾過(ろか)槽のシステムの解説の他、錦鯉の魅力を初心者の人にも分かりやすく紹介しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「泳ぐ宝石錦鯉TV Koi Japan」

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