結婚式でドレスコード「白」を指定されました。正直気が引けるのですが、これってありなんですか?

2025年4月15日(火)21時10分 All About

悩ましい結婚式のマナーを、「All About」冠婚葬祭ガイドの中山みゆきが解説します。今回のテーマは、「ゲストとして参加する結婚式でドレスコード『白』を指定された場合」についてです。

ある程度年齢を重ねて、結婚式に招待されることも増えてくると、正しいマナーが気になるところ。新郎新婦の関係や年齢、式への参加の有無、ゲストの住んでいる場所など、さまざまな条件に左右されるだけに、自信を持って理解できていると言える人は、あまりいないかもしれません。
今回は「結婚式のドレスコード指定」にまつわる疑問に、「All About」冠婚葬祭ガイドの中山みゆきが回答します。
(今回の質問)
結婚式でドレスコード「白」を指定されました。正直気が引けるのですが、これってありなんですか?
(回答)
ドレスコードが「白」と指定されている場合はありです。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

指定されているならマナー違反にはなりません

ゲストの服装は花嫁より派手にならない。「白」や「オフホワイト」など紛らわしい色には注意する。これが結婚式の一般的なマナーなのですが、ドレスコードが「白」指定となれば話は別です。新郎新婦やゲストがドレスやスーツなど、白い服装でそろっているのを考えると、統一感があってすてきです。わざわざドレスコードを指定しているのでマナー違反にはなりません。
とはいえ、着こなしによっては花嫁よりも目立つ可能性もあるので、事前に何を着るのか相談する方がよいでしょう。また白い服装でなくても小物類などで白を添えることも大丈夫です。
例えばスカーフ、バッグなど、あまり堅苦しく考えず、招待する側も招待状に「どうぞ楽に心置きなく白い服装で」と添えると、招待される場合も安心して参列できます。ただし単に「白」とだけ指定されると、特に男性の場合は戸惑うかもしれません。自分が招待をする側で、かつドレスコード「白」を考えている場合は、あらかじめ服装のイメージを伝えておくとよいでしょうね。

ドレスコードがない場合の服装の色は?

ドレスコードがない場合、白いドレスはNGです。その場合、明るいベージュやクリーム色を選べばよいのですが、それでも光の加減によっては白く見える可能性があります。羽織るもの、バッグなどで調整すれば、見た目の印象は変わるでしょう。
また、ブラックもコーディネート次第です。例えばブラックスーツにシンプルな装飾品の場合、一歩間違えば、「喪服」に見られてしまい、お祝いのムードを壊してしまう可能性もあります。披露宴の服装は華やかさが大切。ブラックスーツのよいところは、どんなに装飾品を派手にしてもシックさは失われない点です。真っ赤なコサージュや真っ赤なヒール、ラメ入りのバッグなど、装飾品をゴージャスにされるとよいでしょう。
この記事の筆者:中山 みゆき
All About がオープンした当初から3年半、前ガイドの夫と共に冠婚葬祭についての情報発信に積極的に関わる。現在は、その知識を生かして冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、「思いやり」の心を大切にした情報を発信し続けています。
(文:中山 みゆき)

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