2016年に平均単価101万円だった港区のマンションは、9年間でどれだけ上昇したのか
2025年4月16日(水)19時54分 マイナビニュース
「マンションナビ」を運営するマンションリサーチが、マンション売買価格の推移を調査、公開した。調査は2016年3月〜2025年3月に行い、東京都23区のマンションを対象にマンション売買価格の中央値を基準として分析している。
調査開始時点の2016年と比較すると、この9年間で東京都全体のマンション価格は右肩上がりの傾向にある。
なかでも港区の上昇率は59.8%と最も高いことが判明。2016年時点では101万円だった平均売買平方メートル単価が、2025年には209万円にまで急上昇した。
マンションリサーチによると、港区で高い上昇率を記録した理由としては、「価格を抑えながらカスタマイズできる中古マンション市場が活況なこと」、「再開発プロジェクトで、虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズといった大型複合施設が建設されたこと」、「開放感や眺望を求めるファミリー層から湾岸エリアが人気なこと」が考えられるという。
港区の中で特に上昇した物件が「シティタワー麻布十番」で、2016年には187万円だった平均売買平方メートル単価が、2025年には466万円に。上昇率はおよそ150%だった。
なお、9年前と比較して最もマンション価格が上昇していた区は、港区に続いて、千代田区(92.2%)、中央区(90.7%)、渋谷区(89.8%)、江東区(66.8%)が上位を占めている。