「頭金もほとんど用意できていなかった…」それでも軽自動車から“ピンクのクラウン”に即乗り替え! 工場勤務の女性(20)が高級車を維持する“意外なワケ”

2025年4月20日(日)7時0分 文春オンライン

「誰かと同じ」であることを、カスタムカーオーナーたちは全身全霊で拒絶する。そのコダワリの原点には、一体どんな秘密があるのか?


 今回は、210系のクラウンアスリートに乗る「ゆちゃクラ」さんをご紹介。





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軽から高級車に突如乗り替え、キツいのはやっぱり…


 免許を取って最初に買ったのは、ピンクのミラココアでした。当時はあまり車に興味がなかったので、デザインと色で選びましたね。


 でもその後、車好きだった元彼に連れられて、こういうセダン系の集まりに行くようになって。最初は横乗りばかりでしたが、だんだん『自分もセダンに乗りたい』って気持ちが強くなっていったんですよね。


 それで、「セダン=クラウン」というイメージもあって、何よりこの型には好きなピンクが設定されていたので、迷わずピンクラ(ピンク色のクラウン)を探しはじめたんです。


 ただかなり珍しい色ですし、ネットで調べても台数が本当に少ないんですよ。サンルーフは絶対に付けたくて、そうなるともう全国でもほとんどなくて。


 なのでフルノーマルの車体を見つけたときは、もう即決でしたね。頭金もほとんど用意できていなかったけど、勢いで買っちゃいました。


 やっぱり軽からの乗り替えなので、サイズに慣れるまでは苦労しましたね。実家の駐車場がかなり狭いので、毎回ぶつけないかとヒヤヒヤで……。特殊なカラーですから、ぶつけたら板金も大変ですし。


 あとはお金ですよね。軽のときはガソリン満タンで3000円くらいだったのに、クラウンだと普通に1万円を超えちゃって。ローンの支払いもありますし、これから自動車税もくるし、もう考えたくないですね。


 普段は工場でトラックの部品関係の仕事をしていますが、給料はほとんど車に消えちゃうんです。少し自由に使えるお金があっても、今はすぐに「車のパーツに回そう」となっちゃいますし……。


 ただ意外と、友達や職場の人からのウケはいいんですよね。TikTokでこのクラウンの動画をよく投稿しているんですけど、成人式でこのクラウンを見た人が「あ、ゆちゃクラだ」と反応していたり。


 職場でもアカウントは知られていて、とくに上の世代には車好きも多いので、色々クラウンの話で盛り上がることもありますね。


 まだまだ去年の夏に納車されたばかりで、弄りたいところもたくさんありますけど、貴重なピンクラなので大事に乗っていきたいです。

〈 〈改造費700万円超〉「成り上がった証をアピールしていきたい」「弄るときはお金のことは考えない」ヴィトンにシャネル、ブランドロゴ満載の“イベント専用グロリア”…ド派手な改造車を乗り回す人物の正体とは? 〉へ続く


(鹿間 羊市)

文春オンライン

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