「部下は優秀だから指示不要」 ← ただの放置では? エンジニア男性が語る“指示なし上司”の弊害
2025年4月19日(土)0時2分 キャリコネニュース

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経営陣や上司が現場を理解せず、思いつきや古い経験則で適当に仕事を割り振る職場があるようだ。こうしたマネジメントは現場の混乱を招き、結果的に業務の停滞や生産性の低下につながる。
IT業界で営業企画やアライアンス推進を担当しているという40代男性は、
「経営陣が業務分掌を理解せず、また、本質を分からず、上っ面の知識と古い経験で『できそうな人間』にいきなり仕事を割り振りするため、本来の仕事ができず、業務が停滞する」
と不満をこぼす。本来の担当者や専門性を無視し、「できそう」という曖昧な理由でトップダウンの指示が飛んでくるようでは堪らない。男性の年収は「950万円」だが、ストレスは大きそうだ(文:天音琴葉)
「部下の自主性を重んじている」というけれど……
同じく40代男性(ITエンジニア/年収550万円)は、指示を出さない上司に悩まされている。
「上司は部下に指示をせず、部下が自ら動くようにしていると言うが、単に放置しているだけ。たまたまトラブルになっていないだけ。なので、やっている事が本当に正しいのかよく分からない」
上司は「部下の自主性を重んじている」「私の部下達は優秀なので指示する必要がない」と自身のマネジメントを正当化しているようだが、男性はただ放置しているだけだと感じているようだ。適切なフィードバックもない。
「私の勤務評価はふつう。優や良になったことがない」
さらに問題なのは、上位の役職者も同様に機能していないことだ。
「部長も事業部長もトラブル発生時に陣頭指揮を執ることはなく、ただ見てるだけ。指示らしい指示を受けた事がない」
不適切な指示も放置も、組織としての方向性を見失わせ、従業員の士気を低下させる。マネジメント層は、現場の実態を把握し、適切な指示・指導を行う責任があることを再認識すべきだろう。
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