月の年金約31万円「ゆとりある老後を過ごせている」69歳男性がやってきた年金生活への備え

2025年4月21日(月)20時5分 All About

老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、北海道在住69歳男性のケースを紹介します。

金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。
現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、北海道在住69歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:69歳男性
同居家族構成:本人のみ
居住地:北海道
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:650万円
現在の資産:預貯金2000万円、リスク資産1000万円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金564カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):約9万円(繰り下げ受給)
老齢厚生年金(厚生年金):22万2200円(繰り下げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

「長年の納付と繰り下げ受給で年金額にゆとりがある」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。
その理由として「長年の納付、繰り下げ受給による増額により、生活費を十分に賄えており、ゆとりある老後を過ごせているから」と語っています。
ひと月の支出は約「10万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。

「固定費の見直しなど支出を抑える工夫をしている」

現在は働いていないため年金以外の収入はなく、できる限り節約を意識して生活しているそう。
例えば「固定費を見直し、自炊を増やし食費を抑える、シニア向け割引やポイントを活用する、電気・水道の節約を心掛ける」などの工夫をしているとあります。

「物価上昇による負担増にやや懸念があるが……」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「もっと貯蓄や資産運用を意識しておけばよかった。健康管理に気を配り、医療費の負担を減らせるようにすればよかった。資格取得やスキルアップに取り組み、退職後の選択肢を広げておけばよかった。人とのつながりを大切にし、老後の孤独を防げばよかった」と回答。
いっぽうで今の生活には「特に不満はない」そうで、強いて言えば「物価上昇による負担増、医療費や介護費についてはやや懸念がある」と言います。
年金生活のいいところは、「時間に縛られず、自分のペースで趣味や旅行を楽しめる点」だそう。自由に使えるお金と時間を有効活用して、豊かな老後を過ごされているようでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

All About

「年金」をもっと詳しく

「年金」のニュース

「年金」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ