佐藤アツヒロ、主演舞台への思い「殺陣、ダンス、歌のすべてをエンターテインメントとして楽しんでもらえたら」12年振り3度目の『デスティニー』

2025年4月22日(火)12時30分 婦人公論.jp


ジン/テムジン役の佐藤アツヒロさん(右)とナルキス役の今江大地さん(撮影:伊東和則)

4月18日から27日まで東京・サンシャイン劇場で、佐藤アツヒロさんの主演舞台『デスティニー -アドラメレクの鏡-』が上演される。東京公演後は、福岡・大阪・名古屋・埼玉の4都市を回る予定。初日の開演前にゲネプロが行われ、その後の囲み取材では演出を担当した林明寛さんと主演の佐藤さんを含めた15名人の出演者が登壇し、意気込みを語った

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30-DELUX Special Theater 2025『デスティニー -アドラメレクの鏡-』は毛利亘宏さんの作劇で2011年に初演、2013年に再演されており、今回で3度目の上演となる。

本作は、佐藤アツヒロさん演じるジン/テムジンが悪魔と契約を交わし、国王に上り詰めていくまでが描かれており、個性溢れるキャラクターたちが戦乱の世を必死気に生き抜くヒューマンドラマだ。

30-DELUXは、清水順二さん、タイソン大屋(劇団☆新感線)さん、佐藤仁志さん、劇作家・演出家の佐々木智広さんが立ち上げた演劇ユニット。現在は清水さんとタイソンさんが主体となって活動している。ドラマ性の高いメインストーリーはもちろん、本格的な殺陣とアクションが劇団の見どころのひとつ。

初演は2011年、東日本大震災後の混沌とした状況の中、葛藤もありながら上演されたという。2013年の再演から約12年ぶりの上演となる今回、脚本・演出を林明寛さんが務める。

舞台挨拶では、主演の佐藤さん、吉原雅斗さん、鈴木達央さん、瀬戸かずやさん、今江大地さん、北川尚弥さん、川上千尋さん、IMO*Tさん、村瀬文宣さん、森田晋平さん、足立英昭さん、田中精さん、我膳導さん、緒月遠麻さん、清水順二さんが出演者として登壇。

主演の佐藤さんは「(カンパニー)全員の力を使いながら、この舞台の世界観を皆様に伝えたいです。殺陣は怪我にもつながるので時間をかけていますが、歌もダンスも(すべて含めて)エンターテインメントとして楽しんでもらえたらと思います」と、3度目の出演となる『デスティニー』への意気込みを語った。


(撮影:伊東和則)

殺陣、ダンス、歌すべてに力を入れて


同じ事務所の後輩である今江大地さんは「僕が演じるのはアツヒロさん演じるテムジンのことを尊敬していて大好きな役(ナルキス)。そしてリアルに僕自身も、今の事務所で本当に尊敬してる先輩なので、その思いをそのまま出せたらなと思っています」と、佐藤さんに憧れの眼差しを向けた。

小国「ライカ」の王女・ユミン役を演じるのは、元宝塚歌劇団花組で男役を務めた瀬戸かずやさん。2021年に卒業後、舞台を中心にドラマへの出演など活動の幅を広げている。今回の役について瀬戸さんは「国を背負う王女を演じさせていただいているので、皆様の殺陣に負けないように、存在感を強く出したいと思います」とコメント。

元宝塚歌劇団宙組の男役・緒月遠麻さんは、男役として大将軍・タムトックを演じる。黒と赤の衣装にオールバック、髭のあるメイクは遠目からでも威厳を感じさせた。

2011年の初演時には風間俊介さん、2013年の再演時には馬場良馬さんが演じたアラン役に今回挑む吉原雅斗さんは「役柄的にすごいしんどい部分もあるのですが、しんどいほど正解に近づくといいますか、皆様に伝わるものがあると思います。毎公演、限界突破で頑張りたいです」と気合を感じさせた。

稽古場は仲良く和気あいあいとした雰囲気だったといい、その様子は囲み取材からも伝わってきた。

エンターテインメントとしての面白さはもちろん、殺陣、ダンス、歌のすべてに迫力を感じられる作品になっている。

婦人公論.jp

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