オンライン初導入の学力テスト「中学理科」、45校で実施できず…ネットワーク不具合などで
2025年4月22日(火)21時8分 読売新聞
文部科学省
文部科学省は22日、今年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で初めてオンライン方式を導入した中学理科で、ネットワークの不具合などにより、全体の0・5%にあたる45校が実施できなかったと発表した。
中学理科は、生徒が学習用端末を使い、オンラインを通じて出題・解答する「CBT方式」で行われた。文科省は、通信への負荷軽減で、中学理科を14〜17日に分散実施。参加できなかった学校からは、ネットワークのサーバー故障や、セキュリティーソフトの影響で動画や画像が表示されないといったトラブルが報告された。
文科省の担当者は「トラブルはゼロに近づけたいが、ほぼ全てで調査が実施され、所期の目的は達成できた」としている。
文科省はCBT方式を2026年度に中学英語で導入し、27年度に全面移行する予定。