「やっぱり『人と違う車に乗りたい』という気持ちは抑えきれません」角が生えたようなド派手な大型車“バニング”に乗る父…妻と息子はどう思っている?
2025年4月24日(木)7時0分 文春オンライン
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「誰かと同じ」であることを、カスタムカーオーナーたちは全身全霊で拒絶する。そのコダワリの原点には、一体どんな秘密があるのか?
今回は、『クレヨンしんちゃん』仕様のバニングに乗る「土建屋岡ちゃん」をご紹介。

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幼い頃の強烈なインパクト、今は自分が再現
私の出身は北海道なんですが、小さい頃は近所によくバニングが走ってたんですよ。子ども心にインパクトが強烈で、「いつか自分もああいうのに乗りたいな」と、ずっと憧れがあったんです。
免許を取ってからは色んなジャンルの車に手を出して、これまで13台くらいに乗ってきました。最初はノーマルのまま乗っていましたが、やっぱり「人と違う車に乗りたい」という気持ちは抑えきれませんでしたね。
この車は、仲間のツテで特別に譲ってもらったもので、当時からバニングとして仕上がっていたんです。ただ、しんちゃんの絵は納車後に自分で入れたものなんですよ。
もう長いこと春日部の近くで単身赴任しているので、「春日部=しんちゃん」でしょうと。仕事がゼネコン関係ですし、地域性を大事にしたい気持ちもありますね。
日常の足は別にありますから、この車に乗る機会はあまりないのですが、たまに遊びに出かけると注目度がすごいんです。コンビニから戻ったら車に人だかりができていて、騒ぎを聞きつけてパトカーまで来ちゃったり。
反対に、家族のリアクションは割と淡泊といいますか。家族は北海道に住んでいるので、会えるのは長期連休のときくらいなんですよね。
子どもはもう社会人になりますが、車にはまったく興味がなくて。ほんとに小さい頃はトミカでたくさん遊んでいましたけど、いつのまにか鉄道の方に興味が移り、そのまま戻ってきませんでしたね。
妻も「乗れれば何でもいい」というスタンスですが、私の趣味には何も言ってこないんです。もう長年の付き合いですし、そこに理解がなければ一緒にはいられないでしょうしね。まぁ単純に、呆れられているだけかもしれませんが……。
子育ても終わって家族と過ごす時間は少なくなりましたけど、そのぶん車関係の付き合いは密になっていますね。仕事も趣味も一緒にやっている仲間と、休みの日にバーベキューをしながら車を弄ったり。
イベントも家族連れの仲間が多いので、いつも20人近い大所帯なんですよ。車弄りそのものも楽しいですけど、そういう関係のなかでワイワイやるのも生きがいになっていますね。
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(鹿間 羊市)
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