投資は<増やした後>まで意識を。30代資産1億達成ママ「やめ時を間違えると運用の成果が大きく低下。なのでオススメは圧倒的に…」【2025マネー記事セレクション】

2025年4月24日(木)6時30分 婦人公論.jp


(写真提供:Photo AC)

2024年に『婦人公論.jp』で反響を得た「マネー」に関する記事から、今あらためて読み直したい1本をお届けします。(初公開日:2024年07月18日)
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2019年に大きな話題となった<老後2000万円問題>や昨今の経済不安から、「投資を始めたいけど、なんだか難しそう…」と考えている方も多いのではないでしょうか。そんななか「投資は『よくわからない、得体の知れないもの』だから不安なだけ。だったらそれを取り除けばいい。」と話すのは、投資の学び舎「トウシナビ」代表・櫻井かすみさん。そこで今回は、櫻井さんの著書『投資への不安や抵抗が面白いほど消える本: 投資詐欺被害、貯金ゼロ、無職、離婚ありの「お金超恐怖症」の貧乏ママだった私でも今は純資産1億に到達!』から「投資の出口戦略」について解説します。

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買うより売るほうが難しい……。投資の「出口戦略」はこうしなさい


NISAやiDeCoを利用して投資を始めたのはいいものの、「出口戦略」まで意識できている方は果たしてどのくらいいるでしょうか。

投資においての出口戦略は、投資をして「資産を増やした後にどうするか?」という意味合いで使われる用語です。

例えば「売却」と一口にいっても、「一気に全部売却するか」「運用を続けながら取り崩すか」があります。

さらには「取り崩すにしても、どれくらいのペースでいくらずつくらいか」というように、売却の金額や期間を検討しなければならず、出口戦略は多種多様に考えられるのです。

「出口戦略」を考える大切さ


リスクを軽減させるためにも、出口戦略について考えることが重要です。

例えば、新NISAで積立する投資信託は、投資初心者でも気軽にはじめやすい一方で、「やめる時」を間違えると運用の成果を大きく低下させてしまいます。

ここで言う「投資をやめる」とは、新しく投資をやめて現金化することです。

少しでも高い値がついている時に売却して現金化したいと思うわけですが、売却のタイミングを逃がしてしまうと、やめ時を見失う恐れが高まります。

プロでもベストな売買のタイミングを見極めるのは非常に困難なので、我々のような素人にはさらに難しいことでしょう。

だからこそ、市場の動きに振り回されない出口戦略を考えることが大切なのです。

「一括売却」と「定期売却」お勧めは…


NISAなどで積立をする投資信託の出口戦略は、大きく「一括売却」「定期売却」の2つが考えられます。

「一括売却」とは、保有している投資信託などを、一度にすべて売却するパターンです。


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「好きな時に売ればいい」と考えている方も多いでしょう。

しかし、現金化するタイミングで下落していた場合、思っていたような利益を受け取れない恐れがあります。

ゆえに一括売却は、タイミングの選び方によって得られる額が大きく左右されます。

「定期売却」は資産運用をしつつ、保有資産を定期的に少しずつ取り崩していくパターンです。

「積立投資」の逆をイメージすると、わかりやすいかもしれません。

定期売却のメリットとしては、市場の値動きで売却を考えなくてよいことや、保有している資産は引き続き運用が継続されることなどが挙げられます。

以上からお勧めは、圧倒的に「定期売却」です。金融資産は、取り崩しながら運用を続けて増やしていきましょう。

定期売却サービス


そこでお勧めしているのは、「定期売却サービス」。

定期売却サービスは、設定した毎月の受取日に、設定した売却代金を受け取れるサービスです。

例えば定年退職した方が、積立で投資してきた投資信託を、年金の代わりに少しずつ売却して現金で受け取る。こういう形でご利用いただけます。

運用を続けながら、必要な分だけあれこれ考えずに売却できる点がメリットですので、初心者にもお勧め。どうぞ上手にご活用ください。

※本稿は、『投資への不安や抵抗が面白いほど消える本: 投資詐欺被害、貯金ゼロ、無職、離婚ありの「お金超恐怖症」の貧乏ママだった私でも今は純資産1億に到達!』(Gakken)の一部を再編集したものです。

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