候補者は「門田みん」に「更良てくと」「温泡」 統一地方選の裏で...アース製薬「総選挙」に大反響

2023年4月25日(火)8時0分 Jタウンネット

さる4月9日と23日に行われた、2023年の統一地方選挙。4年に1度の大きなイベントだ。

そしてその裏では、こんなユニークな「選挙」も行われていた。

複数のポスターが貼られた掲示板は、ここ数日、街のいろんな場所で何度も目にしてきたものにそっくりだが......よく見ると候補者たちが人間じゃない!

全て殺虫剤や虫よけスプレーといった、アース製薬の製品だ。しかも、候補者名は「御鬼十飛(ゴキジェット)」「門田みん(モンダミン)」「更良てくと(サラテクト)」など、商品名を人名っぽくアレンジしたものになっている(入浴剤の「温泡」はそのまま、「温泡(おんぽう)」)。そして「不法侵入絶対に許しません!」「トイレに根差し、スッキリとした空気づくりを!」「お口の健康を守り、笑顔あふれる社会へ!」なんて力強いキャッチコピーまで......。

こちらは、アース製薬の公式ツイッターアカウント(@EarthOfficialJP)が2023年4月18日に投稿した写真。「なんか弊社内でバチバチの選挙はじまってるけど」というつぶやきが添えられていた。

これは何なのか。すでに投票は終わってしまったのか。何人(?)が当選するのか。当選したら、どうなるのか。

Jタウンネット記者は21日、謎だらけの「選挙」について同社マーケティング総合企画本部の稲積大輔さんに話を聞いた。

「期日前投票」も実施済み

稲積さんによると、話題のポスター掲示板は「もしもアース製薬商品が選挙に出馬したら」をテーマに公式インスタグラム(@earthofficialjp)上で実施されている企画の告知のために作られた。4月18 日〜24 日朝にかけて本社前に掲出されていたという。

「本企画は、虫ケア用品以外にも多くのラインナップを取り揃えるアース製薬の商品を知ってもらい、アース製薬ファンを増やすことを狙いとして、世の中的にも注目度の高い 4 年に1度の統一地方選挙に合わせ実施しています」(稲積さん)

その狙い通り、同社のツイートは2万4000件以上のリツイート、9万9000件を超えるいいねを集めるなど注目の的に(4日24時点)。ツイートには、こんな声が寄せられている。

「遠目でみたら気づかなさそう」
「若者も投票したくなりますね!」
「投票方法は現品購入ですね!?」

なお、実際に選挙を実施するかどうかや、実施した場合は当選した「候補者」がどうなるかなどは未定とのこと。ただ、ツイッターでの反響を受けて臨時の「期日前投票」を19日の14時まで行ったそうだ。

ツイッター上での反響について、稲積さんは

「選挙に便乗した企画とはなりましたが、アース製薬およびアース製薬商品に興味を持っていただき、大変嬉しく思います」

とコメント。今後は5月中旬までを目途に、インスタグラム上にポスター画像を 1 枚ずつ投稿していく予定とのことだ。

2023年4月27日10時50分編集部追記:記事初出時、本文の一部でアース製薬担当者氏名に誤りがありましたので修正しました。

Jタウンネット

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