憧れのリモワも手軽に、需要高まる「スーツケースレンタル」事情
2025年5月2日(金)14時10分 マイナビニュース
ゴールデンウィーク期間中に海外・国内の旅行を計画している方は多いだろう。旅行の荷物をまとめる旅行用かばんとして、スーツケースやキャリーケースは定番だが、「年に数回しか使わない」「自宅で収納する際にかさばる」といった理由で、手放したり持っていなかったりする人も少なくないはずだ。
そんな人に紹介したいのが「レンタルする」という選択肢。家電レンタルサービスを展開する「Rentio(レンティオ)」によると、「春休み、GW、夏休み、年末年始の旅行シーズンを中心にスーツケースレンタルの需要が高まっている」という。今回はレンティオ担当者に、スーツケースやキャリーケースのレンタルについて聞いてみた。
Rentioは、家電やベビー用品、ファッションなど幅広いカテゴリの商品を取り扱うサブスクレンタルサービス。
同社によると、2024年3月と2025年3月の新規注文数を比較したところ、スーツケースのレンタル需要は170件から620件と1年で3倍以上に伸びているという。スーツケースを購入するのではなく、レンタルしたいという風潮があることが確かにうかがえる。
○RIMOWAのスーツケースはレンタルしたら一体いくら?
「レンタルといえども、デザインや機能など譲れないところがある」という方は多いだろう。Rentioが用意しているスーツケースのラインアップについて聞いた。
「現在Rentioでは、スーツケースは219件の取り扱いがあり、それぞれのモデルで好きなカラーバリエーションを選べます」(レンティオ担当者)
個人的に使ってみたいのはリモワ。そこでリモワで絞り込んでヒットした、5〜7泊向けサイズの「リモワ エッセンシャル チェックインL カクタス 85L」の詳細を見てみると、送料込で3泊4日1万4,800円と記載されている。
定価でこのスーツケースを買う場合はいくらかかるのだろうか? 原稿執筆時点で調べてみると、リモワの公式サイトでは色違いの同モデルが17万9,300円と記載されている。前述の「年に数回しか使わない」「自宅で収納する際にかさばる」などの理由や、購入時の家計への負担を考えると、レンタルという選択肢も全然アリだ。
「スーツケースは2018年頃から取り扱いを開始しました。コロナ禍の期間はまったく注文がありませんでしたが、2023年7月に50件、8月に100件以上という大量の注文をいただきました。コロナが明けて海外旅行の需要が高まったタイミングにあわせて、スーツケースのレンタル数も一気に伸びたイメージです」(レンティオ担当者)
利用者に向けた簡単なアンケートでは、ほとんどの人が「旅行用」として借りている模様。しかし、なかには「小さなスーツケースは所有していますが、ゴールデンウィークに韓国で爆買いしたいので、大きなサイズのモデルを借りました」という人も。さらには推し活旅行のため、短期留学のため、息子の受験のため、という人もいるようだ。もちろん「購入前に試してみたかった」という人も一定数いる。
○レンタル方法や旅行中の汚れや破損は?
気になるのが、汚れてしまった場合や、壊れてしまった場合。「弁償しないといけないのでは?」という疑問には、
「もちろんきれいに使っていただきたいのですが、少しの汚れはまったく問題ありません。破損の原因は空港側に起因していることが多く、その場合は空港が発行する破損証明書を提示いただければ、修理費用など一切発生しません」とのこと。
なお、破損証明書がもらえなかった場合は上限2,000円の追加費用がかかるので要注意だ。
○レンタル方法と返却方法はシンプル!
最後にレンタル方法と返却方法について確認しておこう。
基本的には全国送料無料でレンタルでき、在庫がある商品は17時までにオンラインで注文すると、エリアにもよるが最短翌日にスーツケースが到着する。さらに出荷前なら何度でもキャンセル可能だ。
返却はコンビニ発送、あるいは宅配業者の集荷に対応する。「返送日の日付けが変わる23時59分までに手続きを終えれば延滞料金もかかりませんので、返却日がギリギリな場合、旅行から帰宅して荷物だけ取り出して、その日中にコンビニで返却手続きをしていただければ結構です」。レンタルから返却の手順も意外とシンプルだ。
ここまで紹介した通り、スーツケース/キャリーケースをレンタルするという選択肢は、意外と使い勝手がよさそうだ。スーツケースをレンタルして賢く旅行して、浮いたお金でおいしいグルメを堪能するのもアリかもしれない。