【高校受験2023】奈良県公立高入試、5教科平均点は前年より低下

2023年5月8日(月)15時15分 リセマム

2023年度奈良県公立高等学校入学者一般選抜の学力検査、教科別平均点・総合平均点

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奈良県は2023年5月1日、2023年度(令和5年度)奈良県公立高等学校入学者一般選抜の学力検査結果報告書を公表した。5教科の総合平均点は147.2点で、2022年度より12.2点低下。このうち英語の平均点のみ1.3点上昇した。

 2023年度の各教科の平均点は、国語33.5点、社会28.8点、数学24.4点、理科27.5点、英語32.7点であった。2022年度と比較すると、英語が1.3点上がり、国語が5.1点、社会が1.9点、数学が1.9点、理科が4点下がった。

 入学者選抜にかかわる学習成績の分布(3点〜15点)をみると、各教科の平均と標準偏差は、「国語」10.16点/2.90、「社会」10.18点/2.99、「数学」10.15点/2.91、「理科」10.18点/2.89、「英語」10.04点/3.00だった。

 各教科の採点結果をみると、国語では大問1の7で、もっとも正答率が低く16.8%。「野生の暦を学んでいく」という文章中の言葉について、「日々の経験を通して何を理解していくことかを簡潔に書け」という出題があり、「暦」の意味をとらえられていない誤答が多くみられたという。

 社会は大問1の2-3で、荘園領主の権利についての誤答が多く正答率11.9%。数学は大問2の2-2の図形の問題の正答率がきわめて低く0.8%だった他、大問2の1-3や、大問4の4においても正答率が低かった。理科は大問2の3で、飽和水蒸気量を理解していない誤答が多くみられ正答率は12.0%だった。

 一方、2022年度より平均点が上昇した英語は、大問1の2-1の正答率38.5%がもっとも低く、他の教科と比べると正答率が極端に低いものはなかった。解答についての分析結果をみると、比較表現に誤りがある答え(大問2-2)や、本文からそのまま文を抜き出し、代名詞を替えないままの誤答(大問4-2-1)等がみられたという。

リセマム

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