【大学受験2026】立教大、池袋キャンパスに環境学部を新設

2024年5月13日(月)9時45分 リセマム

環境学部

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立教大学は2024年5月8日、次代を担う新しい「環境リーダー」の育成を目指し、2026年4月、池袋キャンパスに環境学部を開設すると発表した。入学定員204名、収容定員816名。基幹教員は18名。文系・理系を問わず幅広く学生を募集するという。

 立教大学は2026年4月、環境学部を新設する。これにより、12学部28学科10専修1コースを擁する総合大学として、文理横断教育のさらなる充実を推進するという。環境学部では、文系・理系を問わず幅広く学生を募集し、これまで実績を重ねてきた立教大学のリベラルアーツ、グローバル、リーダーシップ教育を発展させた教育プログラムを編成。国内外のフィールドでの学びを重視し、さまざまな専門家・関係者と対話し協働するための「つなぐ」力を育てるとしている。

 アドミッションポリシーでは、社会や世界各地で生起する現象や地球環境の変化に関心をもち、それらの現象について広い視野と多角的な視点で問題を見出し、その解決に向けて取り組むことができる、意思と姿勢をもっていることが望まれている。また、さまざまな価値観や立場をもつ人々との協働を目指す態度であることが望まれている。

 そして、環境に関する基礎知識を自然科学・社会科学・人文科学の観点から幅広く身に付け、現実の課題と結び付けながら理解できる人、自然環境を科学的にとらえ、社会経済システムに関わる技術と学識をそれぞれの立場で活用できる人、さまざまな関係者や異なる分野の専門家を対話を通じてつなぎ、協働の関係を構築しながら、地域社会および国際社会に貢献できる人、Environmental Justice(環境正義)の概念を理解し、環境問題の解決とサステナブル社会への変革のために行動できる人を養成するとしている。

 予想される進路は、国際機関・環境省をはじめとする官公庁・地方自治体、国内外の環境・サステナビリティに関わるNPO・NGO、環境問題・SDGsに積極的に取り組んでいる企業、ネットワーク構築力やリーダーシップ力を重視する企業、国内外の大学院進学など。

 立教大学総長の西原廉太氏は「環境学部は文理融合型の新学部ですが、学位に理学分野を含めることになり、本学としては理学部についで2つ目の自然科学系に寄せた学部の誕生となります。2024年に創立150周年を迎える立教大学は、その歴史あるリベラルアーツ教育を『Global Liberal Arts&Sciences』と表現し、人文学・社会科学・自然科学、それぞれの専門性を究めつつ、それらを越境しながら、普遍的なる真理を探究することのできる文字通りの総合大学としての性格をより明確にしていきます」とコメントしている。

リセマム

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