是枝裕和監督も活用! 今日から使えるiPhone撮影術
2025年5月17日(土)12時0分 マイナビニュース
一般人が撮影した写真や動画が日々SNSを賑わすなど、スマホの普及によって撮影は多くの人が楽しむ一大コンテンツになった。
最新のiPhone16 PRO/PRO MAX(以下iPhone16)では、映画の撮影もできるほどになっており、スマホカメラの性能は著しく進化を遂げている。しかし、せっかくの機能も使いこなせなければ宝の持ち腐れだ。そこで今回は、映画監督も使用したiPhone撮影術を紹介する。
○カメラコントロールでシャッターチャンスを逃さない
日常生活やお出かけ時において、突然シャッターチャンスが訪れるケースも珍しくない。そんなときに便利なのがiPhoneの「カメラコントロール」だ。
「カメラコントロール」は、iPhone16右側面に備えられたカメラコントロールボタンを押すことで、カメラアプリを操作できるというもの。
例えば、カメラコントロールボタンを長押し中は動画撮影ができるので、突然訪れたシャッターチャンスにも素早く対応できる。
ほかにも、カメラアプリが起動している状態でカメラコントロールボタンを軽くダブルタッチすれば、カメラを構えたままモードが調整できるなど、使い勝手のいい機能だ。
組み合わせて使いたいのが、一時停止機能だ。iPhone16では、動画の撮影中に一時停止ボタンが画面に表示されるようになった。そのため、撮影中に一時停止をして「ズーム」を調整すれば、瞬時に寄り引きが切り替わるといった印象的な動画が編集なしで撮影できる。
○動画撮影を楽しくするiPhone16の3機能
ここからは、ドラマや映画のような動画が撮影できる機能を3つ紹介したい。
まずは、「シネマティックモード」。これは被写体ピントを合わせながら、被写界深度エフェクトが適用されることで前景と背景をぼかすモードとなる。
被写体は自動認識され、撮影中は認識した被写体に焦点ポイントを合わせ続けてくれるのだが、例えば会話しているシーンで話の主導権が移ると、自動的に焦点ポイントがそちらへと移動する。つまり、常に喋っている人に焦点ポイントを合わせてくれるのだ。
次が、「4K 120fps スローモーション」だ。ドラマや映画で物が落ちる際など、部分的にスローモーションで再生されるシーンを見たことがあるだろう。4K 120fps スローモーションは、そんな動画を簡単に作れる機能となる。
編集時には撮影した動画からスロー再生したい範囲を決定し、再生したい速度を選択するだけでOK、といたってシンプル。再生速度は24fps(20%)、25fps(25%)、60fps(50%)、120fps(100%)の4段階を用意しており、fps値が大きくなるほど滑らかなスローモーションで再生される。
最後は「アクションモード」。動きながら被写体を撮影しているときの大きな揺れ、動き、振動に合わせて調整し、ブレの少ない動画が撮影できる機能だ。カメラでいえば手振れ補正機能に近く、走っている被写体と並走、もしくは追従して撮影しているときに効果的な機能といえる。
今回紹介した紹介したカメラ機能や撮影テクニックは、いずれもiPhoneがあればすぐに使えるものばかりだ。これらを駆使して、映画のような動画撮影に1度チャレンジしてみてはいかがだろうか。