<按察使>と書いて何と読む?ヒントはかつて存在した官職のことで…難読漢字で日本史を学ぼう
2025年5月20日(火)17時22分 婦人公論.jp
留まることなく流れ、現代の私達へとつながる日本史。
その間に起こった日本を変えた激変、事件、事変に制度、そして地名に加えて、活躍した人、悲劇の人物…。
あらゆるものが”漢字”で表記されています。しかし、中にはスラスラと読めない、いわゆる難読漢字で綴られているものも。
そこで本企画では難読漢字で綴られたキーワードを厳選。読み方の紹介とともに、その意味をあらためて解説します。
さあ、あなたも難読漢字で日本史を学ぼう!
さっそくながら問題です。
何と読む?
「按察使」
いったい何と読むでしょうか?
果たして正解は…
正解は…
正解は「あぜち」でした。
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中国・日本・朝鮮・ベトナムにかつて存在した官職で、地方行政監察機関のこと。
日本では奈良時代に元正天皇の養老3年(719年)に設けられ、当初は地方行政を監督・監察する令外官として置かれた。
平安時代以降は陸奥国と出羽国のみに按察使が置かれ、他国については中央官僚である大納言、中納言、少納言と參議の兼任職となって形骸化した。
明治維新後、地方政治の監督官として明治2年に按察使が設けられたが、翌年には廃止された。
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皆さんは正確に読めましたか? では次回もお楽しみに。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
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