子ども家族におごらなくなったら来なくなったのは食事代目当てだったから?
2025年5月20日(火)15時0分 大手小町(読売新聞)
日々たくさんの意見が寄せられる、読売新聞のユーザー投稿サイト「発言小町」。悩みを打ち明けるトピ主にユーザーが本音で応える意見交換の場です。今回は、一人暮らしのシニア女性からの投稿。息子と娘の家族が帰省するたびに、食事代をすべて負担していましたが、負担をやめたいと伝えたら、帰ってこなくなったのだとか。小町ユーザーの反応と、ライフデザインを研究する調査機関研究員のアドバイスは?
【トピ主の投稿】国民年金と少しの蓄えで生活する一人暮らしのシニアです。息子と娘が新幹線で2時間ぐらいの遠方にいて、7歳から1歳までの孫4人がいます。孫が来るのが楽しみで、来る度に食事代を出していました。夕食は1回1万円を超え、朝食と昼食も支払いました。年間で計8、9回来ていましたが、「金銭的に難しいので昼食のみ払いたい」と言ったら来なくなりました。どうすればまた来てくれるでしょうか。(まさこ)
寂しさ解消にネットを利用していますか。我が家は3人の子が家庭を持ち孫がいますが、実家に来るのは年1、2度くらい。でもアプリで写真や動画を共有し、時にはテレビ電話もします。便利な世の中になりましたね。(USAchan)

お孫さんがかわいいんですよね!お子さん家族がまた行きたいと思うように頑張ってみては。一緒に楽しく遊ぶ、子どもが喜ぶものを用意する。自宅ならペットボトルでボウリング、外ならお弁当を購入してピクニックなんてのも気持ちがいいですよ!(たぬき)
豪華な食事など期待していなかったはず普通に母親の手料理を実家で食べることを期待していたはず。それなのに毎回のように外食で、「次回からは昼以外はそれぞれで」なんて言われたら、「来られても迷惑ってことかな?」って思ったのでしょう。(カミーラ)
子どもにもお金はない年1回来てもらえるように話してみたらどうですか? 可能なら1回ずつトピ主さんが子ども宅を訪ねてみるか……。お互いお金がないならどうにもなりません。シニアでも可能な仕事を探してみるのがいいかもね。(100系)
大人1人が行った方が楽子ども連れでの新幹線は大変ですよ。2時間なら片道1人1万円は超えるでしょう。今までは親孝行したくて無理してたと思います。頑張らないといけない関係って無理なんじゃないかな? (わー)
我が家は年2回、息子たちだけ嫁と孫って気を使って疲れるだけ。息子だけのほうがざっくばらんに話せて楽しい。お嫁さんの両親も別々の帰省がいいと言っています。息子だけなら実家に泊まるのでホテル代が浮き、嫁と孫へのお小遣いとお土産にできます。(おにぎり)
同年代の者です孫たちもだんだん習い事などで忙しくなるでしょうし、おごるおごらないにかかわらず来訪頻度は減っていくでしょう。子どもさんたちは、おごることで金銭的負担をかけていたな、頻度も多すぎて疲れさせていたのかも?と考えたのでは。(はなこのはな)
関心を他に向ける頻繁に帰省していたのは子どもさん自らの意思ですか? 「昼食代のみ負担」ではなく「帰省頻度を減らす」提案のほうが親心だったのでは。子ども家族に執着せず、別のことに関心を向け、日々の生活を心豊かに過ごす方向に転換なさった方がいい。(黒豆)
年に1度でもありがたい時間やお金をご自分のために割いてもらうより、お孫さんのために使ってほしいとは思わないのですか? 心配してもらい、愛されたいって感じですね。本当に介護が必要なときに逃げられないよう、ほどほどにしたほうがトピ主さんのためだと思いました。(ギバーとテイカー)
第一生命経済研究所副主任研究員の福沢涼子さんの話「子ども世帯に何かしらの負担感があったのかもしれません。孫と会うことが楽しみで、会えないと寂しいという気持ちはしっかり伝えた上で、折り合える点を見つけるための話し合いをしてみましょう。その際はぜひ、金銭的な平等の視点だけではなく、孫から得られる生きがいや心の充実感の面にも着目してください」
【紹介したトピ】▽子供家族におごらなくなったら来てくれなくなりました