「整形でしょ」「わざとつけたホクロ気持ち悪すぎ」体重70→45キロに激減、ミス筑波大学にも選ばれたけど…“かわいすぎる女性モデル(25)”が「アンチコメントは無視するしかない」と思った理由

2025年5月25日(日)12時0分 文春オンライン

「ホクロをわざわざつけている」「太っていたときのほうがかわいい」「痩せて気持ち悪くなった」…ダイエットや美容にまつわるポジティブなメッセージをSNSで発信するのに、なぜか誹謗中傷コメントが送られるというインフルエンサーでモデルのなこさん(25歳)。


 70→45キロのダイエットに成功、ミス筑波大学にも選ばれた彼女がなぜ狙われるのか? 大量のネガティブコメントと向き合って見出した「アンチコメントとの付き合い方」を、インタビュー前編よりお届けする。(全2回の1回目/ 後編 を読む)



©ミス筑波大学にも選ばれたことのあるインフルエンサーのなこさん。アンチコメントは「無視するしかない」と思い至った経緯とは? 橋本篤/文藝春秋


◆◆◆


「ブス」「キモい」「死ね」誹謗中傷の嵐


——なこさんはインスタグラムに25キロ減量したダイエットのビフォーアフター画像を投稿し、その変身ぶりが話題になっています。ちなみに今は、どんなお仕事をされているんですか?


なこさん(以下、なこ)サロンモデルや広告モデルをしたり、ダイエット方法や垢抜け方法を発信したりしています。あとはSNSスクールの講師をやったりしています。


—─ただSNS上にダイエット前の写真を投稿するようになってから、誹謗中傷がひどくなったそうですね。


なこ そうですね。かなりひどい内容があったと思います。


——これまでどんなことを書かれたか覚えていますか?


なこ 「ブス」「キモい」「死ね」の3ワードは毎日のように書かれてましたね。あとはDMで「自殺しろ」とか。「死んでください」系のDMは多いです。


——そんなことを言う人がいるんですか? なこさんと何の関係もない人ですよね?


ありもしない「整形」を疑うアンチたち


なこ そうですね。あと結構言われるのが、ホクロなんです。私は元々顔にホクロがあるんですが、痩せる前の写真は画像が結構粗いのと、太りすぎていたのでホクロが肉で埋まって見えなかったりするんです。


 それで、痩せた後の写真を見た人から「ホクロをわざわざつけている。気持ち悪すぎるんだけど」みたいにコメントされることが結構ありますね。「うわ、拒食症キモい」と痩せた姿をけなされたこともありました。


 あとはやっぱり「整形したんでしょ」とかが多いですね。整形していないんですが……。


——なこさんは特にフェイスラインが大きく変わっているので、整形を疑う人が多いんでしょうか…。ちなみにインスタにビフォーアフターの写真を掲載するきっかけは何だったんですか?


なこ インスタ自体は、2年前に大学のミスコンに出たときに始めて、元々1.5万人くらいフォロワーはいたんです。その時は誹謗中傷とかは全然なくて。当時は25キロ痩せたことも特に載せてなかったんです。普通のミスコン出場者として、まっとうに評価されたい思いがあったので。


 それでミスコンが終わってから、ダイエット前後のビフォーアフターの写真を投稿するようになったんです。自分の中で太っていた過去にケリをつけたいというか、見てくれた人に「こんなに変われるんだ」と勇気を出していただきたい、と思って。


——素敵ですね。


なこ 私、元々介護施設で高齢者の方にメイクをする取り組みをしているんですが、高齢者の方の中には、きれいになることを諦めている方も多いんです。「メイクしたところで、どうにもならなくない?」って。でも、ちょっと口紅を塗ってあげるだけで、すごく表情が明るくなるんです。


 私自身、自分がきれいになることを諦めていたので、同じような方に少しでも勇気を届けたいなって。それでビフォーアフターを載せるようになったんですが、フォロワーだけじゃなく、誹謗中傷も一気に増えた感じですね。


——以前、インスタグラムでアンチに対して「文句があるなら直接DMしてこい!」と投稿していましたが、実際にDMは来たんですか?


アンチに「DMしてこい!」とたきつけた結果…


なこ それが来ないんですよ。


——来ないんだ……!


なこ そうなんですよ。びっくりしちゃって。あまりにも誹謗中傷が多いので「直接私に言ってすっきりするなら、さっさとすっきりしてくれ」と思って「DMしてこい」って投稿したんです。そしたら逆に何も送られてこなくて「あれ? 来ないぞ?」みたいな。


——強そうな女性には何も言ってこないんでしょうか。


なこ 弱い者いじめが好きなのかな…と。でも、元々DMより、コメントでの中傷が多いです。再生回数がすごく回っていて、コメントがいっぱいある投稿だと、中傷コメントが埋もれるから書きやすいんですよね、きっと。


 以前、かなりひどいコメントをされたので1回削除したんですよ。そしたら、その方はもう1回同じコメントを書いたんですよね。「執着、すごいな!」と思って(笑)。


 他にも、複数のアカウントを作って、わざわざ何回も同じことを書きこんでくる方もいました。


——見ず知らずの人に、そんなに執着するものなんですね…。


なこ 気に入らないことでもあるんでしょうね、きっと。



アンチコメントを無視する理由


——そういった誹謗中傷の声は、ご自身の中でどう整理しているんですか?


なこ もう無視するしかないのかなと思いますね。少し前は結構アンチコメントについて「こんなふうに言われた」みたいな動画を作っていたんですけど、そういう動画を作ると心配する声も多いんですよ。「こういうの見ると苦しくなるからやめてほしい」とコメントをくれる人もいて。応援してくれる方がたくさんいるのに、アンチに向けて動画を上げ続けても不安を煽るだけだろうな、と思うんですよね。


——本当のファンが喜ばないんですね。


なこ そうなんですよ。なので、誹謗中傷の声は無視するか、もっと認めてもらえるように自分自身が努力するしかないかな、と思っています。

〈 「太っていたときのほうがかわいい」「痩せて気持ち悪くなった」体重70→45キロに激減、超カワイイ姿になれたのに…ミス筑波大学にも選ばれた女性モデル(25)が嘆く「誹謗中傷があふれるSNSの闇」 〉へ続く


(市岡 ひかり)

文春オンライン

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