《おいしそう》な印象は「光」と「構図」で!「料理は、少し離れて2倍ズーム」がベスト【スマホ写真の上手な撮り方<料理>】

2025年5月28日(水)12時28分 婦人公論.jp


(撮影:山崎理佳)

美しい花や景色と出合い、外出が増えるなど、何かとスマホカメラが活躍する季節。どうせなら、何度も見返したくなる写真を撮りたいと思いませんか。そこで、簡単にクオリティがアップするコツをシーン別に伝授します。春のお出かけが楽しくなること間違いなし! (撮影=山崎理佳/「JAF Mate Online 2022年5月 ペット、スイーツを写真で残そう。スマホ 写真の撮り方講座_後編」より一部転載、本誌編集部 構成=本誌編集部)

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料理


“おいしそう”な印象は「光」と「構図」でつくれます。お皿のゆがみは厳禁!

ポイント1)料理から距離を取って「2倍ズーム」が鉄則

標準レンズ(広角)で撮ると、画面端にあるものがゆがむため、「少し離れて2倍ズーム」がベスト。向かいの席の料理を撮るのがちょうどいい距離感です。皿や料理で「く」の字をつくるイメージで画面を埋めると、空間がスカスカになりません

【BAD】料理がおいしそうに見えない

食器が楕円になっていたり不要なものが写り込んだりしてイマイチ。

【GOOD】

2倍ズームで撮影した写真は安定感があり、背景も整理されて料理が映える


高さのあるものは奥に配置すると見映えがいい。
画面端にあるお皿のゆがみが気にならない

ポイント2)窓から入る自然光で失敗知らず

料理の撮影では、「明るさ」と「光の向き」が重要です。理想は、自然光が入る窓際で撮ること。特に午前中は透明感のある白い光で、自然な色合いになります。複数の光が混ざり合うと汚く見えるため、不要な電気はできるだけ消しましょう

【BAD】

複数のライトが反射しているうえ、光が混ざって違和感のある色合い。

【GOOD】光の数を減らして、自然な色味に

電気を消すと実物に近い色になり、野菜のフレッシュ感が復活。強い影もなくなった

〈「半逆光」で立体感がアップ〉

料理の斜め後ろから光が当たる「半逆光」は、照りや立体感を生み出す。正面から光が当たる「順光」は平面的になるので、避けたほうが無難

〈料理には「ビビッド」が便利!〉

ワンタッチの色調補正を使えば、簡単に食材の鮮やかさをプラス。撮った写真を開いて「編集」をタップ→(1)「フィルタ」→(2)「ビビッド」を選択して保存

ポイント3)角度は「斜め」か「真上」被写体によって使い分けを


料理を撮る角度は、「斜め45度」と「真上」の2つだけ覚えておけばOK。高さがある料理やワインボトルなどを撮る時は、必ず斜め上から。平たいお皿や食べ物は真上から。パーティーなどでお皿がたくさん並んでいる時にもおすすめです

【BAD】

花瓶の高さもどんなケーキかもわからない。机が斜めに見えるのも残念

【GOOD】高いものは「斜め45度」から

食べる時と同じ目線のため、「おいしそう!」と感じる写真に。主役が目立ちやすい縦位置がベター。お皿の水平を意識すると安定感が増す


スッキリとした背景が◎
ケーキの断面がよく見えて、食欲がそそられる

〈被写体をタップしてピントと明るさを合わせよう〉

被写体をタップすると、ピントが合うのはもちろん、明るさも被写体に合わせて自動調整してくれる。シャッターボタンを押す前に、必ずこの操作を行って

【BAD】

全体的に平たいものが多く、上下左右の空間がスカスカ

【GOOD】低いものは「真上」から

平たいお皿や形に特徴のある食べ物は、真上から撮る。真上の電気を消して、スマホはテーブルと水平に構えるのがコツ


手を入れると臨場感がアップ。視線も自然と焼き菓子へ

豆知識)標準レンズは、目で見ているよりも小さく写る!

標準の拡大率は1倍だが、遠近感が強調され、実際より遠く見える。


標準(1倍)

むしろ望遠のほうが目で見ている感覚に近く、画面もゆがまない


望遠(2倍)

※本記事は、iPhone 14 Proを前提に解説しています。iPhoneのほかの機種やAndroidなどでは、機能名や操作方法が異なることがあるため、詳しくは取扱説明書や問い合わせ窓口で確認してください

婦人公論.jp

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