二条城で優雅に朝食! たまには良いんじゃない、こんな朝があっても...

2018年6月1日(金)11時0分 Jタウンネット


二条城というと、何を想い起こすだろう。


京都市中京区にある平城で、徳川家康によって創建、征夷大将軍就任の賀儀が行われ、最後の将軍・徳川慶喜の大政奉還が行われた。徳川家の葵の紋が印象的な場所だ。二の丸御殿は国宝、障壁画などは重要文化財、二の丸御殿庭園は特別名勝に指定され、ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の構成遺産でもある。


そんな貴重な史跡の中で、朝食が味わえると話題になっている。二条城でいただく朝食とは、いったいどんなものか?


「鱧おとし」「鮎の煎り出汁」など、季節の一品が...


二条城内の庭園・清流園にある茶室「香雲亭」で、湯葉粥や松花堂弁当がセットになった予約制の朝食「京のゆば粥御膳」が提供される。


自家製京生ゆば、くみ上げ湯葉を使った湯葉粥と、湯葉や生麩をぜいたくに用いた松花堂弁当に、旬の食材を楽しめる季節の一品が添えられる。


季節の一品とは、7月1日〜25日は「鱧おとし」、7月26日〜8月16日は「賀茂茄子田楽」、8月17日〜31日は「鮎の煎り出汁」など、その時季の行事にも合わせた凝った料理となる。朝食とはいいながら、なかなか贅沢な御膳。この食事を提供するのは、老舗「京料理いそべ」だ。


また香雲亭は江戸期の豪商・角倉了以の屋敷の一部を移築した建物で、通常は公開しておらず、茶会など限られた行事にのみ使用されている。食事をしながら、回遊式の和風庭園と芝生の洋風庭園からなる和様折衷庭園の眺めが楽しめる。


昨年7〜8月に初めて企画したが、予約が殺到し、大好評だった。今年は7〜9月と延長し、提供する数も30食から40食に増やした。予約は6月1日から受け付ける。


また7月4日〜8月6日、国宝・二の丸御殿「遠侍(とおざむらい)」二の間に特別入室が許される。通常は廊下から観覧する場所に入り、障壁画「竹林群虎図」や天井画、欄間彫刻など、貴重な美術品を近くで見ることができる。

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