【正直レビュー】話題の首にかけるクーラー! ソニーの「REON POCKET(レオンポケット)」をレンタルしてみた
2024年6月19日(水)12時0分 ロケットニュース24
温暖化の影響で、暑さが年々厳しくなっている今、暑さ対策はもはや死活問題……。今年も6月の時点で猛暑なので、エアコンが首にかけられるなら願ったりかなったり。
しかし販売価格は約2万5000円。記事で紹介するにしても高すぎる……と思っていたらソニーが公式でレンタルサービスをやっているのを発見! さっそく注文してみたぞ。
・ソニーの首掛けクーラー「REON」
知らない人もいると思うのでカンタンに説明する。「REON」は首元(背中側)にひっかけて使う首掛けエアコン。
肌と接触する部分に銀色のプレートがついていて、肌を直接冷やしたり温めたりできるようになっている。
ちなみに、プレートが冷たくなったり温かくなったりするだけで、エアコンや扇風機のように風が吹くわけではない。
ちなみに、2019年の発売からモデルチェンジを繰り返し、2024年に第5世代の「REON POCKET 5」が発売された。
・公式レンタルで約5000円で半年借りられる
「REON POCKET 5」の販売価格は約2万5000円と高額。気になるけどいきなり買うのはちょっとなあ……と思っている人が多いからなのか、ソニー公式の「REON WIZ」というレンタルサービスがある。
レンタル料は半年間で4800円から、7ヶ月目以降は770円/月とかなりお手軽。
ただし、レンタルサービスのREONの機器は最新モデルではなく、1〜2世代前のもののよう。
今回は「REON WIZ」のアドバンスコース(半年間5800円)でREON POCKET4をレンタルしてみたぞ……!
ちなみに、レンタルの登録にはAmazonのアカウントが使えて便利だった。初期費用や送料なども合わせて5800円ポッキリで感動した。
・申し込みからすぐに到着
REONは毎年人気ということだったので、レンタル開始まで時間がかかるかと思いきや、申し込みの2日後には手元に届いてビックリ。
これから毎日快適生活やで〜! とワックワクでオープン。
レンタルサービス「REON WIZ」で機器を利用するには、専用アプリのインストールが必要らしい。アプリとデバイスをBluetoothで接続して、温度管理などができるそうな。
で、アプリに「快適」とか「もうちょっと冷たくして」とか入力するうちに、REONが学習して自分にとって適温な状態にしてくれるとか。
便利なんだけど、アプリで操作ってスマホありきだから面倒くさい。電源のオンオフだけで操作できるほうが私は好きだな……。
・さっそく使ってみるが……
アプリの設定を終えて、さっそく冷却モードでスイッチオン!
銀のプレートでどんだけキンキンに冷やしてくれるんだい!? とワクワクしながら首に装着するけど……。
ん……? 金属の板をくっつけたら、普通にこんくらいのひんやり感じゃね?
いやいや、時間がたったらキンキンに冷えてくるのかも。
急冷モードにするか!
……と、強くしたものの、ぶっちゃけそんなに「冷えてまっせ」感はない……。
・冷感、こんなもん?
私の体温とプレートの冷感が拮抗して、ぬるくなってる感じがするのだ。
結果として、なんか背中にモバイルバッテリーを背負ってるだけの人みたいになった……。
プレートがあたっていた背中の部分を触ると、肌が冷たいので冷却効果自体はあるはずだが……。
ちなみに、使用した日は雨が降っており、気温は20度前後でそこまで暑くない。湿度が高くてムシムシする日だった。
蒸し暑さの中だと「風がほしい」ので、ただプレートが冷たくなるだけではイマイチ効果を感じづらい。
20度で効果が分かりづらいってことは、もっと気温が高い日だったら、さらに分からないのでは?
これ、首に掛けるクーラーというにはちょっと無理があるのではないか???
あと、温めてるのが首じゃなくて背中のあたり……というのも、冷感を感じづらいポイントかも。
・冷却より温めのほうが効果が実感できる
冷却モードだけではなく、温めモードでも使えるので、試しにクーラーの効いたオフィスで「温モード」にしてみたら……。
すごい! 一瞬で温かくなった! 冷却モードでは効果がほとんどわからなかかったのに、温モードはかなり温感が分かりやすい。
多分、冬場に肩にREONをかけて、首にマフラーを巻いたらかなり温かいと思う。冬は厚着だからデバイスも目立ちづらいしね……。
猛暑対策で首掛けクーラーとして売り出しているようだが、温めのほうがずっと効果を感じやすかった。
・猛暑とクーラー対策に
結論として、冷却モードに関しては、まだまだ改善の余地ありだろう。
本格的に使えるようになるのはあと数世代後じゃないかな……と個人的には踏んでいる。
「クーラー」と考えると、現状これで2万円台はまだ出しづらい。
最新の「REON POCKET5」は冷却モードの性能がさらにアップしたと書いてあったけど、どうなんだろう。
ただ、温感と冷感が切り替えできるので、外の暑さと、クーラーの効いたオフィスの温度差に対応するにはいいかなあと思う。
というわけで、インフルエンサーが大げさに褒めるほどの効果は私には感じられず。
気になる人はレンタルからのスタートがオススメです!
参考リンク:REON WIZ
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:REON WIZ
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