【大学受験2023】東大一般入試、東京出身者はやや苦戦

2023年6月20日(火)14時15分 リセマム

2023東大入試状況「一般選抜 出身地別割合」

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SAPIX YOZEMI GROUPによる東大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「東大研究室」は2023年6月19日、2023東大入試状況「一般選抜 出身地別割合」を公開した。一般選抜の合格者は、東京以外の関東出身者が過去20年で最多となった一方、東京出身者はやや苦戦し、占有率も低下傾向がみられた。

 東大研究室によると、2023年度東京大学一般選抜の出身校所在地は、志願者数・合格者数ともに「東京」が最多だが、近年は「関東(東京を除く)」と「近畿」が増加傾向にある。2023年度は「関東」の志願者が2,432人で10年前と比べて235人増え、合格者は717人と過去20年で最多だった。「近畿」は、合格者数にあまり変化はないが、志願者は2021年度以降3年連続で1,000人を超えている。

 志願者数・合格者数ともに「東京>関東>近畿」という序列に変化はないが、「東京」の占有率はやや低下傾向。志願者数では、2023年度は過去10年でもっとも低い割合となった。合格者の占有率は、2022年度の37.2%から、2023年度は33.6%と大きく減少した。ただ、合格者全体では、首都圏(1都6県)出身者が6割近くを占めている。

 出身校所在地別の合格率(合格者数/志願者数)で例年、もっとも高いのが「近畿」。2022年度は低下したが、2023年度は再び上昇に転じ、41.5%の合格率となった。東大研究室では「近畿は地元に数多くの有力大学がある中で、東大に挑戦するのは学力上位層でも最上位に限定され、結果的に合格率が高くなっているという状況があるのかもしれない」と分析している。

 一方、「関東」の合格率は過去10年、常に全国平均を下回っている。志願者がもっとも多い「東京」は、おおむね全国平均をやや上回る程度で推移しているが、2021年度と2023年度は全国平均を下回り、2022年度より苦戦していることがうかがえるという。

 2023東大入試状況ではこのほか、「学校推薦型選抜」「一般選抜 志願状況」「一般選抜 第1段階選抜」「一般選抜 最終合格者最低点・平均点」「一般選抜 現浪別割合」「一般選抜 男女別割合」も掲載している。詳細は、東大研究室のWebサイトから見ることができる。

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