衝撃のデカ盛り3.8kg!『らーめん バリ男』でデカすぎる二郎系ラーメンに挑んでみた

2022年6月26日(日)10時50分 食楽web


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 二郎インスパイアの店『らーめん バリ男』。新橋や神楽坂、そしてハワイにも2店舗あり、5月29日に国内6店舗目となる行徳店がオープンした人気店です。そして、行徳店でしか食べられない、限定デカ盛りがあると聞き、店に向かいます。

『らーめん バリ男』の「らーめん」は並でも大盛り。基本的にどんぶりからモヤシやネギなどの野菜が山状態で、その山に沿うように、分厚いチャーシューが3枚〜5枚が重なっているのがデフォなラーメンです。行徳店限定の超大盛り、果たしてその正体はっ? 期待せずにはいられません!


券売機。右下のボタンが「チャレンジ 超大盛り!」。おそらく、中央の「大盛りらーめん」900円でも1kg突破していると思うが、果たしてチャレンジ 超大盛りは……

 店に入り券売機を見たらすぐわかった。その名も「チャレンジ 超大盛り!」。チケットを購入し、席について出てくるのを待ちます。店内はカウンター席とテーブル席、奥には撮影・配信専用の個室があります。基本的に1人で食べに来る人が多いのか、開店直後にカウンターがあっという間に満席に。新しくオープンしたばかりだからなのか、店内は明るくて活気があります。

 そして、待つこと数分後、なんか一部カウンターの人たちが写メ撮りだしている。そしてなんかザワザワしてる〜、と思ってみたら、明らかにでかいサイズの器が出てきて盛り付けているところ。それ、おそらくこっちが注文したやつです〜。

巨大すり鉢で登場! 衝撃のデカさ・ボリュームの「チャレンジ 超大盛り!」3890g


「チャレンジ 超大盛り!」2000円。すり鉢の重さ込みだと6266g。手で持って食べるの無理。鍋パとかバイキングとかのボリューム

 カウンターの皆様に注目を浴びつつ、目の前に置かれた「チャレンジ 超大盛り!」。早速計測です。直径31cmのすり鉢に高さ約20cm、重さは3890g(すり鉢の重さを除く)。まじですか〜! そりゃ他のお客さんも写メ撮るって。

「公式では3kg強なんだけどね〜。スープは豚骨醤油、麺は極太麺で、茹で前900g。具はチャーシューとモヤシキャベツでモヤシは1kg、チャーシューは150〜200g。無料トッピングの背脂もたっぷりだよ」と話すのはオーナーの岩崎誠さん。かなり豪快なもの作っちゃったんですね。


高さ約20cm。スマホと比べてもすり鉢でかい。麺は普通のラーメンの3倍。ということは3人前? 見た感じは5〜6人前

「チャレンジ 超大盛り!」はシェアNG。時間制限なし、ペナルティなし。完食できた人は店の壁「完食の壁」に名前やメッセージ&チェキの写真を残せます。まさに栄誉! 完食できなかった人も「挑戦者の壁」に書き込み可能。 

 そうなんです、オープンしたてのこの店は、お客さんが壁にメッセージを書き、一緒に店を完成させていきましょう、というコンセプト。オープンして1ヶ月未満の段階では、完食の壁、挑戦者の壁にまだ書き込みはなし。完食第一号、どんな人なんだろう。


普通の一杯と比べてこの大きさ。「らーめん」はちっちゃく見えるけれど直径19cm、高さ約17cm。他の店ではデカ盛りサイズ

 もぉ見ただけで完敗。一般的な胃袋を持つ身としては、神の領域である約4kgを一気に食べるのは不可能! 同行者の頼んだ「らーめん」(800円)と比べてこの差! 一応計測したらこっちは1412g(器の重さを除く)。あはは〜。普通が1412gの店で、チャレンジメニューを頼むって暴挙すぎたっ!

 お店の人に謝罪しつつ、最初からギブアップを宣言。3890gと1412gを2人でシェアして食べることにします。秒でギブアップするってかなりダメでしょ。そして本来なら、「らーめん」完食して、次に「大盛りらーめん」完食して、「チャレンジ 麺大盛り!」に行けるかどうか判断すべきでしょ。段階を踏まなかった自分に猛反省です。


豚バラチャーシューは注文後に切り分け。この日は10枚入り。公式150〜200gもあるのに、すり鉢の中だとさりげなく見えるのが不思議(食楽web)

 とにかく、行けるまで頑張る! ということで食べ進めると、背脂入りの豚骨醤油スープは濃厚な旨さ、そこに極太麺がガツっとくる、そして啜るとモヤシや背脂が絡んで旨みが強い! 濃厚トロトロと、麺もちもちと、モヤシシャキシャキってやっぱり素敵です。本当に美味い。満腹中枢が何か言い出す前にと、ペース早め、ガンガン攻めていきます。

 卓上には「バリ男の食べ方」なるポップが置いてあります。「其の壱・まずはそのまま三割食べ進む、其の弐・ニンニクを入れる、其の三・特製唐花を入れる 最後に・麺を食べ終えたら酢を入れて」。ということで、まずは3割食べるべく、モヤシの山や極太麺を食べすすめていきます。


背脂たっぷりの濃厚豚骨醤油。呼び戻しと呼ばれる久留米ラーメンの手法を用い、厳選した豚骨のみを大量に煮込んで作っている

 しかし、さすが3890g、食べているのに、ずーっと食べているのに、ちっとも減った気がしない。山が平らになった気はするが、果たして3割食べたのか? スープの下にはどれくらい麺や野菜があるの? 減っているのか不安になってくる。

 こんな時は迷わずニンニク投入! それまでまろやかな甘みを感じる美味しさだったのが、一気にパンチの効いた香りと旨みに。さらに自家製唐辛子「特製唐花」もぶっこむ! と言いたいけれど、辛すぎると大変だからちょっとずつ投入。この特製唐花、中盤以降で入れて正解! すっごい辛い。でも、入れることで一気に味変に。バチッとくる旨辛に一気に変わります。卓上に、らーめんドンブリ&スプーンで大量に特製唐花が置いてあるから、ついどっさり入れたくなっちゃうけれど、かなり危険。ちょっとずつ好みの辛さに調整するのがおすすめです。


麺は極太麺でコシが強い! 濃厚なスープにはやっぱり極太麺が合う。この日の茹でもやしより太い!

 スープまで完食はできないとしても、せめて麺と具は完食したい。コシの強い極太麺は、中盤になってもしっかりもちもち。たとえ表面上は少しに見えても、箸ですくうとどっさり出てくる。底の見えないスープの中にまだまだある〜。

 そんな中、スープの下に沈んでいた、温かいチャーシューを発掘! 最初の時より柔らかい食感に進化している。旨みもトロトロさもアップ。これならいけそう! と、最後のチャーシューを食べたところで限界ギリギリ。胃とか脳がストップ、というかサイレンを鳴らすというか。喉のところまで満腹。限界ギリギリまできても美味しく感じられるって、やはり『バリ男』のラーメンってすごいと思う。


「行徳の街で根付いていけるよう、地域に愛されるように頑張ります!」(店主の岩崎誠さん)

 食後3時間過ぎても満腹感が継続した「チャレンジ 超大盛り!」。同行者に助けてもらい麺と具を食べ切ったところでギブアップ。スープを残したことをお店の人に伝えると「スープ以外を食べ切っただけでもすごいですよ」と笑って許してくれました。

 店を出た後はあくびが出まくり。限界ギリギリの満腹になると、人ってとっても眠くなる。消化のため胃袋に身体中の血が集中しているのか頭もボーッ。腹が飛び出たボケボケのポンコツ状態に。なので、仕事や授業などでスケジュールが過密な日とか、しっかりしたい日には避けた方がいいと思います。ホント眠くなっちゃうから。

 6月頭現在で完食者がいなかった「チャレンジ 超大盛り!」。果たして今後、誰がこの公式3kg超え、実質3890gを完食するのかっ? フードファイター? 行徳在住者? バリ男リアン? 今後の展開を楽しみにします!

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

店名:らーめん バリ男 行徳店

住:千葉県市川市行徳駅前2-17-12
TEL:非公表
営:11:00〜23:00(L.O.22:45)。土日祝〜21:00(L.O.20:45)
休:不定休

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