住民より「かかし」が多い! 徳島県三好市の「かかしの里」

2018年6月27日(水)6時0分 Jタウンネット

人口よりもかかしの数の方が多い集落がある。徳島県三好市東祖谷(ひがしいや)の名頃(なごろ)地区にある「天空の村・かかしの里」だ。


テレビや新聞など各種メディアでも取り上げられ、知っている人も多いかもしれない。報道によると、2014年に名頃集落を訪れた留学生が村の様子を動画撮影し投稿したところ、話題になったとのこと。そんな「かかしの里」が今、ふたたび注目されている。


「夜になったら村人に戻るんじゃないだろうなぁ」


あるツイッターユーザーが18年6月中旬、迷い込んだ場所が「人の気配」がしないのに、かかし人形が大量にあると投稿して再び話題を集めている。


待って。不思議な集落に入ったんだが。
山道を車で2時間くらい走ったら現れた集落なんだけど、お昼近いのに人の気配がしない。代わりにほぼすべての家の前に家族と思われる数の等身大の人形が。
これ、夜になったら村人に戻るんじゃないだろうなぁ(^^; pic.twitter.com/rkMvWtKTqT
- 妻ごはん@ひろすけ (@hirosuke_kun) 2018年6月17日

人の気配がない集落に大量のかかし。これはたしかに不気味と思う人がいてもおかしくない。事実、かかしの里に関して、以前からネット上では「怖い!!」といった声も上がっていて、一目見ようと訪れる人は多そうだ。


かかしの里の影響は?


Jタウンネット編集部が三好市観光課に取材を行ったところ、かかしの里の影響もあってか、現在三好市へ観光に訪れる人は増えてきているそうだ。


かかしの里の今後に関して観光課担当者は、「PRのためにも、西祖谷山村のかずら橋と併せて期待している」と語り、重要な観光資源であることを明らかにした。


かかし制作者の綾野月見さんにも取材した。かかしの里の反響についてどう思うか聞いたところ、「自分は好きでやっているだけ」と語り、反響を呼んでいることにびっくりしているようだった。


「元気なうちはずっと作り続けたいです」

と綾野さん。現在毎月第4水曜日に「かかし作り講習会」を開催している綾野さんは、これまでに450体以上のかかしを制作してきたという。かかしの里には現在200体ほどのかかしがいるとのことだが、これは名頃地区の住民が27人に対して、確かに多い。


「好きかどうかは人それぞれだから仕方ないですが、来られた人に楽しんでもらいたいと思ってやっています」

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