小中学校を受験させる親が珍しくなくなってきた?経験者の9割以上が感じているメリットとは

2021年6月30日(水)19時15分 マイナビ子育て

子どもの小学校受験や中学校受験はいまや珍しくない時代になっていると言えるのかもしれません。ある調査によると、実際には受験しなかった人も含めると4割以上の親が受験を検討していることがわかりました。そこで本記事では、実際に小中学校受験を経験した親のリアルな声をご紹介します。

4割以上の親が小中学校受験を検討、実際にさせたのは約3割

皆さんは子どもに小学校や中学校の受験をさせたいと考えますか? あるいは実際に受験したという人もいるでしょう。

「子どもの教育・受験とお金に関する調査」(auじぶん銀行株式会社)によると、27.2%と約3割の親は子どもの小中学校受験を受験させたことがある、またはさせる予定であることがわかりました。また、受験を検討したことがある人を含めると41.6%に上ります。いまや小中学校受験が珍しくない時代になっているようです。

auじぶん銀行「子どもの教育・受験とお金に関する調査」より

そこで今回はauじぶん銀行の調査をもとに、多くの親が小中学校受験を意識している理由や、実際に小中学校受験を経験した親のリアルな声をご紹介します。

小中学校を受験する理由は?

auじぶん銀行「子どもの教育・受験とお金に関する調査」より

まず、子どもに受験をさせたいと思う理由は何なのか、実際に受験をさせたことがある、またはその予定があると答えた人の回答を見てみましょう。

もっとも多かった理由は「高校受験をしなくても良いから(中高一貫)」で、43.3%でした。ついで「より良い教育が受けられると思うから」が40.9%、「幼少期から子どもに合った環境で教育をさせたいから」が34.1%となっています。

小学校受験や中学校受験のメリットとして、高校受験の負担のなさを感じている親が多いことがわかります。受験のタイミングと負担をどう考えるかという視点は判断の軸の1つとなりそうです。

「受験をさせて良かった」と感じる親が9割以上、その理由は?

auじぶん銀行「子どもの教育・受験とお金に関する調査」より

では、実際に小中学校受験を経験した人は、満足している人が多いのでしょうか。後悔している人がいるかどうかも気になりますよね。

子どもに小学校、または中学校受験をさせたことのある親のうち、9割以上が受験をさせてよかったと感じていることがわかりました。内訳としては、「とても良かったと感じる」が45.6%、「まあよかったと感じる」が47.4%です。

またその理由について一部抜粋してご紹介します。

✅子どもが自ら学ぶ姿勢を身に着けた✅子どもが努力する大切さを覚えた✅子どもが受験を乗り越え合格したことで自信をつけた✅時間の使い方や物事を実行するときに目標を定めて逆算して準備できるところは、大人になってからも必要であり、中学受験で自然と身に着いたものだと思う✅中高一貫で部活にうちこめる、友人との仲も深まりやすいから

早い時期から学ぶことや努力することの大切さを知る機会になる、継続的な友人関係を築きやすい、といったメリットがあるようです。

小中学校受験のためにやっておくべきことは?

auじぶん銀行「子どもの教育・受験とお金に関する調査」より

実際の経験者はそのメリットを感じている小学校受験や中学校受験。では、受験を考えるならば何を備えておくといいのか、経験者のアドバイスを最後にご紹介します。

だんとつで「やっておいた方がいいこと」は「子どもの勉強の習慣作り」でした。25.7%と4人に1人以上が回答しています。そのほかとしては、「塾選び」が14.7%、「教育費の確保」が11.0%、同率で「子どもの体調管理」「家庭での学習環境づくり」が10.3%などでした。

受験をするのは子ども自身ですから、子どもが自ら勉強するようになるための習慣づくりがもっとも重要なようです。

まとめ

小学校受験や中学校受験を子どもにさせた親の声をご紹介しました。受験のない公立の小中学校に進学する子どもも多いなかでの大変さもあるものですが、経験者によると、その後のことを考えれば受験のメリットが十分に感じられるようです。早いうちに勉強の習慣を身につけられると、そのあとの学びにもよい影響があるのでしょう。高校受験にせよ小学校・中学校受験にせよ、負担を伴うイベントには違いありませんから、早いうちからどうするか考えておくとよさそうですね。

(マイナビ子育て編集部)

<調査概要>

■子どもの教育・受験とお金に関する調査/auじぶん銀行株式会社調査方法:ウェブアンケート調査調査対象者:関東・関西在住で小学生・中学生の子どもを持つ30代〜50代男女500名調査実施日:2022年1月27日(木)〜2022年1月31日(月)調査主体:auじぶん銀行株式会社

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