【熱海・伊豆山土石流災害から2年】「熱海復興夜鳴きらーめん」

2023年7月1日(土)9時0分 ソトコト

「熱海復興夜鳴きらーめん」開発の経緯


伊豆山土石流災害が発生した2021年7月3日と時をほぼ同じくして「&BAR FACTORY」の前身となるラーメン店「麺屋 海(カイ)」を同月17日にオープンしました。「伊豆の食材を使った料理で伊豆・熱海を元気にしたい」という思いで開業しましたが、開業の忙しさのあまり、身近に起こった災害への支援に手が回らなかったことが心残りでした。
偶然、この春先にコマツ屋製麺の中島秀人社長とお会いした際、伊豆山復興への思いをお聞きして共感。今なお続く被災地・伊豆山の復興への願いを込めた「復興麺」を当店で販売をするに至りました。
また、温泉街・熱海が深夜までにぎわっていた頃は「夜鳴きらーめん」と呼ばれる屋台のラーメンや深夜営業のラーメン店が多く存在していました。バブル崩壊、新型コロナの影響があり、今では深夜まで営業するラーメン店もほぼなくなってしまいました。「温泉街の文化を失くさない」という覚悟も込めて、「熱海復興夜鳴きらーめん」と名付けました。


「熱海復興夜鳴きらーめん」のこだわり


1. 「コマツ屋製麺」の特製「復興麺」を使用


「熱海復興夜鳴きらーめん」のスープに合う、コマツ屋製麺製造の太めの縮れ麺を採用しました。
コマツ屋製麺は、1887(明治20)年に伊豆山で創業。土石流災害で工場が被災し、現在も立ち入り禁止の警戒区域に指定されています。昨年7月に熱海市上多賀に新工場を建てて製造を再開しました。





2.熱海など地元の食材で作った至極の一杯


熱海の海をイメージした特製スープは、鰹節、昆布、アサリなどの旨みを凝縮した魚介醤油。そのメインとなる鰹節と昆布は、「されど鰹節、この道一筋」を掲げる削り節製造販売「丸藤」(網代)から仕入れます。
海苔は710(和銅3)年創業の干物店「小沢ひもの店」(銀座町)から、タマネギなど野菜は災害で被災した青果店「キヨミ」(伊豆山)から、チャーシューに使う豚肉は「静岡ミート」(静岡市)から、それぞれ仕入れたものを使います。





3.売上の一部は伊豆山の復興のために


「熱海復興夜鳴きらーめん」の売上の一部は、伊豆山復興支援団体への寄付を予定しています。お客さまの味わった一杯が、これからの伊豆山の復興のために使われ、地域の再建の一助になることを期待しています。


商品概要


商品名:熱海復興夜鳴きらーめん
本体価格:900円(税込)


熱海復興夜鳴きらーめん・伊豆山復興チャリティーイベント


災害から2年を迎える7月3日(月)、当店にて伊豆山復興イベントを開催いたします。当日の「熱海復興夜鳴きらーめん」の売上全額と募金を伊豆山復興支援団体へ寄付いたします。
一杯100円(税込)限定50杯を提供。募金箱も設置しますのでご協力をお願いいたします。
コマツ屋製麺・中島秀人社長も来店予定です。
・イベント日時:7月3日(月) 18時〜限定数終売まで
・対象店舗:「&BAR FACTORY」(熱海市中央町9-7)


コマツ屋製麺 中島秀人社長メッセージ


伊豆山土石流の被災者は、熱海全体の人口の1%に満たないほんの一握りです。また被災者の半数以上が高齢者です。被災者だけの自力での復興は困難で、今や災害の風化を待つばかりに思えます。
そのような状況で地域に住む若者や熱海市民が身近に復興に携われることはないだろうか、と考えた時に、私は自分の仕事を通して災害の風化や復興を考えてもらうため、市内の中華料理店、ラーメン店、食堂、居酒屋などと町ぐるみでできる復興のカタチを描いています。
熱海の飲食店に入るとどの店にも復興麺があり、様々なアイデアで商品化している。こんなご当地グルメが誕生して住民や観光客がおいしく食べる姿を夢見ています。
&BAR FACTORYが復興麺の旗を上げ、熱海の夜の街に「熱海復興夜鳴きらーめん」が広がり、皆さんが復興に関わってもらえればうれしいです。


リリース店舗概要


店舗名:&BAR FACTORY(旧:麺屋 海)
運営者:PLAY and WORKS GROUP
代表:三浦渉
住所:静岡県熱海市中央町9-7 橋本ビル1階
Instagram:https://www.instagram.com/and_bar_factory_atami/
営業時間:18時〜翌2時 月曜定休(7月3日は営業)







ソトコト

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