【高校受験2020】奈良北は「数理情報科」を設置、奈良県教育委員会が発表

奈良県教育委員会は、2019年7月2日に「令和2年度（2020年度）新たに募集する学科やコースについて」、7月3日に「令和2年度（2020年度）奈良県立高等学校入学者選抜概要」を発表した。奈良北高校は理数科を廃止し、「数理情報科」を設置する。

　2020年度入学者選抜において、奈良北高校は理数科を廃止し、新たに「数理情報科」を設置。香芝高校は普通科に「表現探究コース」を新たに設置する。いずれも一般選抜において生徒を募集する。

　国際高校国際科の募集は特色選抜、一般選抜に分けて実施し、入学後は選抜の種類ごとにクラスを編成する。また、帰国生徒などに配慮した選抜もあわせて実施する。榛生昇陽高校は、普通科（人間探究コース）で行われてきた保育などの児童福祉分野の学びと、福祉科で行われてきた介護福祉士に関わる学びを引き継ぎ、新たに総合学科である「こども・福祉科」として、特色選抜において生徒を募集する。

　また、奈良市立一条高校は、従来の数理科学科、人文科学科を普通科に再編し、新たに「普通科（科学探究コース）」を設置。特色選抜において生徒を募集する。

　2020年度奈良県立高等学校入学者選抜は、特色選抜を全日制課程の専門学科、総合学科、普通科の一部のコースで実施する。学力検査を実施するほか、学校独自検査、面接、実技検査の中から1種類以上の検査を行う。学力検査などは2020年2月20日・21日に実施し、合格発表は2月27日に行われる予定。

　一般選抜は、定員のすべてまたは一部を一般選抜で募集する学科（コース）および特色選抜で合格者数が募集人員に満たなかった学科（コース）において実施する。学力検査を実施するが、定時制課程および特色選抜で合格者数が募集人員に満たなかった学科（コース）は、加えて面接、実技検査のいずれかを行う。学力検査などは3月11日、合格発表は3月17日に行われる予定。

　「令和2年度（2020年度）奈良県立高等学校入学者選抜概要」では、各高校の特色選抜の趣旨や募集人員、配点など詳細を掲載。Webサイトにて確認できる。